2016年09月25日

論理国語

みゆき通り(本文と無関係)

小学校5、6年の英語が正式科目になる?

ことば 英語の正式教科化(毎日新聞)
文部科学省が8月に示した次期学習指導要領改定に向けた審議のまとめによると、英語は歌などを通して楽しく学び、成績評価もない「外国語活動」(授業時間は週1時間)から小学校5、6年生で正式教科になる。
でも、教える時間の捻出や教える教師の人材不足が課題。早期教育による弊害意見も、根強くあるようです。

一方で、英語ほど話題になりにくいけど、こっちも注目していいんじゃないでしょうか。

「国語」を思考力育成の重要な核に 次期学習指導要領(ベネッセ教育情報サイト)
「論理国語」は、「多様な文章等を、多角的な視点から理解し、創造的に思考して自分の考えを形成し、論理的に表現する能力を育成する科目」
「論理国語」という科目を高校の科目で選択できるようにすることが検討されている模様。

私の周囲には、人工知能の発達で、「英語なんて勉強しなくても良くなるよ」っていう(能天気な)人がいるんです。
確かにこれだけスマホが普及すれば、それやってくれれば、あまり困らないかもしれないなと。

でも翻訳ソフトって、相変わらず頓珍漢な訳しかできない。本当に私が死ぬまでに「英語学習不要!」っていう日が来るのかどうか。
「聞き流すだけでペラペラ」みたいな宣伝文句にしか聞こえません。

もっとも、日本語で読んでも何が言いたいのかわからない文章なら、どんな優秀なソフトでも訳しようがありません。
優秀な翻訳ソフトが開発されて、訳せないところは「ここはこういう意味なの?」「それってこういうことなの?」と、次々と問い詰められたら、ソフトと喧嘩になりそう。

でも、高校生の間に、論理国語で鍛えておけば、翻訳ソフトできれいに英訳できるのではないでしょうか。

参考
学習指導要領改定案 要旨(毎日新聞) - 選択科目の「論理国語」は論理的思考、「文学国語」は感性や情緒、「国語表現」は表現力を育てる。(記事より)
<専門家が本音>人工知能の普及で消える仕事はこの分野と職種(東京IT新聞) - 機械翻訳や機械通訳の質は向上し続けるでしょう。でも、どこまでいっても人間の翻訳や通訳にはかなわない、という状況が30年くらいは続くでしょう。(記事より)

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Posted by miki at 02:13Comments(0)社会