2016年08月28日

田中角栄の先達、元姫路市長・石見元秀

石見元秀像(手柄山中央公園

交通インフラが都市を発展させるという手法を生み出したのは、田中角栄じゃなく、姫路の政治家だった?

姫路モノレールつくった「伝説の市長」 田中角栄との相似(NEWSポストセブン)
交通インフラを整備することで都市を発展させるという手法は、田中が編み出し、定着させたと思われがちだ。しかし、田中よりも早くから同様の手法で都市を発展させようとした政治家がいる。それが、姫路市発展の礎を築いた石見元秀だ。
(中略)
大手前通りは自動車社会の到来を予期して単に広幅員の道路にしただけではなく、景観などを考慮して電柱の地中化もなされるなど、先取的な取り組みと理念が込められていた。
石見市長のお父さん・石見元秀氏は、大手前通りや手柄山など、今の姫路市が持つ施設の基本機能をすべて造ってきました。

その発想力が、当時としては並外れていて、かの田中角栄氏よりも先を行っていたのだとか。
全国的にみれば、そんなこと誰も知りませんが、姫路のじいちゃん、ばあちゃんは知っていて、「石見」ブランドは健在。
だから、今の市長も当選するんだよね。

パリに行かれた方なら、シャンゼリゼ通りの先に凱旋門が見える風景を見たことがあると思います。
姫路駅を降りたら大手前通りの先に世界遺産姫路城が見える。これを戦後すぐに意識して断行したのが石見氏だと知れば、姫路に対する見方が変わるんじゃないでしょうか。

参考
大手前通り物語(その1) ゼロからのスタート(姫路市幹部職員ブログ) - 「何でこんな街の真ん中に運動場みたいなもんを造るんか」「住宅も無く困っているのにこんな広い道を造って気でも狂ったのではないか」「市長は運動会でもやるつもりか」一部、市民や議会の理解が得られず、一時は警察官が市長の身辺を警護しなければならなかった(ブログ記事より)
衝撃のビル。大将軍駅の秘密(372log@姫路) - 当時の姫路石見元秀市長は、都市計画の最先端ビジョンを実現しようとこの「カーブしているビル」を建てたわけです。(ブログより)
幻のコールサイン「JODR」(372log@姫路) - モノレールについては不運もあったようですが、実行力・独創性・先見性3つ揃った名物市長で、姫路での石見ブランドは根強いものがありそうです。(ブログより)
姫路市内へ放射状に広がる基点。姫路駅・眺望デッキ(372log@姫路) - 個人的には、姫路でもっとも美しい通り・大手前通りのことを「姫路のシャンゼリゼ」と呼んでいます(ブログより)

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Posted by miki at 08:28Comments(0)政治