2016年05月22日

日本の地方は課題先進国。望まれるローカルエリート

姫路駅前

最近は、「グローバルエリート」とか「グローバルリーダー」など、「グローバル」を冠すれば先進的で高級な気分になれるかのような状況があります。

日本に足りないのは「ローカル」エリートだ!(東洋経済オンライン)
日本の問題は「ひっそり」と進んでいくことが多い。量的にはミクロでも質的には深刻で、日本の地方部は課題先進国と言われている。言い換えれば、解決・研究すべき問題の宝庫なのである。
(中略)
地方では、よい大学に行くために、上位層の学生の多くが地域外へ出ていく。地元のエリートの卵たちが、肌で感じられるような問題を知らずに、その地域を離れていくのだ。地方での教育においては、こうして「問題意識」を育む機会を逸してしまう場合が多い。
「社会の問題が地方にあるのに、それを意識もしない」のでは、真のエリートとは言えません。

真のエリートは何のために働くのか(PRESIDENT Online)
自分が社会にどのようなインパクトを与えられるのかということ。社会貢献というときれいすぎるかも知れませんが、ビジネスを通じて、さらにはビジネス以外のところでも何か社会に爪痕を残したいと考えている人が多いのです。
兵庫県も姫路市も、転出人口が全国有数になり、本格的な課題先進国の仲間入りをしています。

現在、すでにグローバル社会になっています。
グローバル社会になって兵庫県や姫路市の価値が相対的に低下している。だから人口が流出すると考えるのが自然です。

グローバル社会は、世界規模で均一化される社会です。
だから日本にしかない独自の文化や、地域にしかない独自文化が価値を持ちます。

どこかに留学して何かを覚えて帰ってくればそれが価値を持つというものではありません。

出ていく国際化 から 受け入れる国際化(新米和尚の仏教とお寺紹介)
これからの日本は
出ていく国際化 から 受け入れる国際化に変わってくる!
という御意見をよく聞きます。
日本に来てくださった外国の方に日本の文化を伝えることは大変に難しいことだと思います。
日本の文化、地域の文化を深く知り、発掘し、うまく伝える力。国際社会に活かす力。

グローバル社会の中でこそ、ローカルエリートが輝くのだと思います。

参考
山間部でマグロを食べたいか(372log@姫路)
量より質? おしゃれに人口減少、少子高齢化(372log@姫路)
姫路市が全国ワースト10入り(372log@姫路)
子育て世代も大阪へ? 全国2位、逃げられる兵庫県(372log@姫路)
グローバル社会の今、古武道演武大会(372log@姫路)
ローカルなものにしか価値がなくなる(372log@姫路)
「構造的脱出志向」から「積極的地元志向」への転換(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)社会