2016年04月08日

姫路の観光開発。すでにある本物に気付くこと



止まらない姫路城人気。

姫路城、なぜ人気沸騰&客殺到で3時間待ち?5年に及ぶ大修理の費用、たった1年で回収?(ビジネスジャーナル)
観光シーズンから外れる1~2月も例年に比べ大幅増が続き、昨年4月1日から3月24日現在までの入城者数は277万8701人に達した。
(中略)
「単純な計算ですが、入城料は大人1000円、小人300円ですから、入城料収入だけで二十数億円になる。大修理代はほぼ回収できたのではないか」といった見方もあるほどだ。
平成の修理費がもう回収できたかもしれないというのは驚きです。

ビジネスジャーナルによれば、姫路城人気の秘密は、「本物の絶対的価値」だとか。
しかし平成大修理の前から姫路城は本物だったので、正確にいうと「本物だということが国内外に知られた」ということだと思います。

実は姫路(播磨)には、本物がたくさんある。
それが知られるだけで、○○人気の秘密は「本物の絶対的価値」だということになります。

姫路は宝の山(372log@姫路)
歴史のない土地にとって観光開発とは、それほどネタがなくて困っているものなのに、姫路ときたら、資源があふれているにも関わらず、ほとんどが眠っている状態。
姫路に住んでいると、本物志向な土地柄だとよく思います。
食材が豊富なので、煮る蒸す焼くなど基本的な調理のまま頂く料理が主流。いくら手が混んでいても素材を活かしていなければ本物感は薄い。

なぜ播磨の郷土料理は知名度が低いのか? (大和朝廷異民族説 ~中央権力と地方勢力の確執~)
なぜ播磨の郷土料理は知名度が低いのか?
「それは播磨は何もない田舎だからだ」などと決めつけるのは、京阪神中華思想に基づいた偏見であり、そんな畿内人の言うことを真に受けた現代播州人の自虐史観でしかない。
私はむしろ逆だと考えている。播磨はあまりにも恵まれていた土地だったからだ。
こちらのブログによれば、豊かな土地に郷土料理は生まれにくいそうです。
姫路(播磨)は、個性の名の下に珍妙な郷土料理を捏造するしか術のない土地ではありません。

姫路(播磨)の観光開発とは、すでにある本物に気付き、国内外に価値を紹介することではないか。
そんな気がします。

参考
観光で「稼ぐ」意識を 播磨政経懇で姫路市長講演(神戸新聞NEXT) - 観光が「もうかる」という意識が低い。(記事より) ← 夜桜見物で人だかりの姫路城周辺。みやげ物屋や飲食店は、平然とシャッターを閉めています。一般的には「目の前に大勢の客がいるのだから店に来てもらおう」「店を開けて稼ごう」となるのに・・。相変わらず贅沢な街です。
世界に向けて、漁業都市姫路を発信。観光庁が姫路を選定(372log@姫路)
食材の宝庫・播磨がミシュラン本に(372log@姫路)

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Posted by miki at 22:06Comments(2)観光