2016年02月19日

姫路市が全国ワースト10入り

みゆき通り(姫路市)

神戸市長自ら「いずれ福岡に抜かれる」と公言していましたが、その通りになりました。

政令市人口 福岡市が5位に 神戸市を抜く(毎日新聞)
市内の高齢化率が上昇して死亡が出生を上回る自然減が07年から続く他、若者が東京などに就職する傾向が近年加速し、転入者より転出者が上回る社会減も起き始めた。
神戸は元々出生率が低く、転入超過で不足を補ってきました。
ところが最近は、転出超過に転じ自然減とのダブルパンチのようです。

では姫路はどうなのか。

姫路市は出生率が神戸より高いこともあり、神戸ほど人口減少はひどくありません。
しかし転出超過の絶対数は、全国でも屈指のレベルです。
高橋さんによれば、姫路市は転出超過自治体として、全国10番目にひどい「負け組」に分類されます。

東京圏への人口移動が鮮明に! 全国自治体「転出・転入超過」最新ランキング 自治体の勝ち負けがはっきりしてきた(高橋亮平 中央大学特任准教授 元最年少市川市議会議員 元最年少自治体部長職 世の中を変えるブログ!)

(以下データは、上記サイトからの引用)
転出超過自治体(2015年)
1位 北九州市(福岡県)▲3,088人
2位 横須賀市(神奈川県)▲1,785人
3位 長崎市(長崎県)▲1,574人
4位 日立市(茨城県)▲1,504人
5位 青森市(青森県)▲1,436人
6位 寝屋川市(大阪府)▲1,363人
7位 呉市(広島県)▲1,345人
8位 下関市(山口県)▲1,330人
9位 東大阪市(大阪府)▲1,186人
10位 姫路市(兵庫県)▲1,173人

姫路市は2012年まで転入超過都市だったのですが、2013年から2015年まで3年連続で転出超過になっています。
全国有数の転出超過という危機感が、市民にあるのかどうか疑問。
世間では(一部の人かもしれませんが)姫路市のことを「負け組」と判定しています。

P.S.
前掲サイトのデータより

転入超過自治体(2015年)
1位 大阪市(大阪府)+11,662人
2位 福岡市(福岡県)+8,880人
3位 札幌市(札幌市)+8,173人
4位 川崎市(神奈川県)+7,869人
5位 名古屋市(名古屋市)+7,276人
6位 さいたま市(埼玉県)+6,921人
7位 世田谷区(東京都)+6,164人
8位 江東区(東京都)+5,163人
9位 品川区(東京都)+4,911人
10位 板橋区(東京都)+4,715人

関東を除く、近畿圏・中部圏・九州・北海道いずれも、「へそ都市」への一極集中です。

参考
子育て世代も大阪へ? 全国2位、逃げられる兵庫県(372log@姫路)
へそと郊外(372log@姫路)
福岡が神戸抜き、年明けに人口5位へ(372log@姫路)
人口が増えている市、減っている市(372log@姫路)
福岡市が人口ランキング5位へカウントダウン(372log@姫路)
三大都市圏でも、人口減少する神戸市(372log@姫路)
神戸と福岡の人口が逆転するとき。(久元 喜造ブログ)

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Posted by miki at 00:30Comments(2)社会