2015年01月24日

交通系ICカード、全国普及へ総仕上げ。但し兵庫は除く

 大阪市交通局地下鉄

交通系ICカードが全国的に普及し、磁気カード廃止が進む中、最後まで取り残されていた関西にも朗報。
大阪市交通局、南海泉北高速イコカ(前払い)の発売を発表しました。

大阪市交通局・南海・泉北高速でICOCA導入 ── 関西の鉄道利便性向上へ(マイナビニュース)
首都圏や他地域に比べてICカードの普及が遅れていると言われている関西ですが、その原因の1つにPiTaPaサービスが「ポストペイ方式」であることが挙げられます。
(中略)
新たなステージへ入った関西のICカード乗車券事情。これからは、鉄道がもっと使いやすくなりそうです。
関西はこれまでJRがイコカ(前払い)、他の私鉄はピタパ(後払い)が導入されてきましたが、ピタパ(後払い)がほとんど普及せず、全体としては全国的にも最もICカードが普及していませんでした。

そこで近鉄京阪がイコカも発売するようになり、このたび新たに、大阪地下鉄、南海、泉北高速もイコカを発売することになりました。
これで、全国的にどこの地域でも前払いICカードを発売するようになり、鉄道が使いやすくなりそうです。

ところが前払いICカードを発売しない鉄道が残されています。
それは兵庫県の私鉄各社(山陽電鉄神戸高速神戸電鉄神戸市交通局北神急行阪神電鉄阪急電鉄など)。

姫路が本社の神姫バスなどは前払いICカードを発売していますが、兵庫県の私鉄は完全なガラパゴス状態に陥っています。

後払いICカードのメリットが無いとは言いませんが、それしか発行しないというのでは普及が進まず、磁気カード設備の更新(廃止)はいつまで経ってもできません。
と、素人の私は思うのですが、頭のいい兵庫県の私鉄各社さんは、違うことをお考えなのでしょうか?

なお、兵庫県の私鉄でもイコカカードは使用できます。発売していないだけです。

参考
大阪地下鉄・南海でイコカ売ります 17年春、定期券も(朝日新聞デジタル) - 前払いのイコカ、後払いのピタパという両方式がある関西では、ICカードの普及が進んでいない。関東の9割に対し、JR西で約6割、私鉄や地下鉄で4割だ。(記事より)
関西にも交通系ICカードの夜明け?(372log@姫路) - 阪急、阪神や南海、山陽などもこの流れに乗ってくれれば、関西にも本格的な交通系ICカード時代がやってくるでしょう。(ブログより) ← 今回一歩近づきました。
関東私鉄に完敗。関西私鉄(372log@姫路)
消費税もビックリ!PiTaPaの利用率(372log@姫路)

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Posted by miki at 09:29Comments(3)交通