2015年01月19日

日本でも売れた「21世紀の資本」

あべのハルカス大阪市阿倍野区

日本でも売れました。

ベストセラー『21世紀の資本』 の翻訳者・山形浩生が、原書を読んで真っ先に思ったこと(日刊SPA!)
日本でも例に漏れず、昨年12月にリリースされた日本語版は発売1か月近く経った今も「Amazonベストセラー商品(本)ランキング第1位」(1月11日現在)をキープ。
分厚い本だが、言ってる事はシンプル。

21世紀の資本 トマ・ピケティ著/山形浩生、守岡桜、森本正史訳(dot.)
資本主義っていうのは、資本家がいちばん得する制度なんだよ。学生のころ、先輩にこういわれた。なんとも大雑把な話だが、トマ・ピケティの『21世紀の資本』もそういうことだ。マルクスの『資本論』もそうだった。ついでにいうと、ロバート・キヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』も。
じゃあ今の日本はどうなのか。

世界的ベストセラー学者「トマ・ピケティ」がアベノミクスに警鐘(dot.)
この2年で大企業の業績は回復し、株価も約2倍になった。ところが、物価上昇分を差し引いた実質賃金は、前年同月比で17カ月連続減だ。
(中略)
安倍首相は大企業に賃上げを求めるなど、格差縮小型の行動もとっている。それが、経済政策を議論している経済財政諮問会議などでは、低所得者に負担の大きい消費増税や黒字企業しか恩恵を受けない法人税の引き下げなどを提言している。政策に一貫性がなく、日本経済の成長を難しくしているのです」
社会主義に比べた資本主義の長所は、努力すれば報われることで、それが活性化や成長につながります。
しかし、格差はどうせ拡大するというなら、やる気が失せてその長所が活かされません。
やる気が維持される程度の格差是正策は今後も必要でしょう。

参考
「21世紀の資本」 論説委員・福島敏雄(産経ニュース) - この考え方でいくと、法人税の引き下げなど、日本の税制は逆行している。金持ちのさらなる富裕化によって、低所得者層もトリクルダウン(おこぼれ)で所得が増えるという「アベノミクス」ふうのテーゼ(綱領=幻想)は「あべのハルカス」のように、ハルカに非経済学的だ、ということになる。(記事より)
21世紀のマルクス(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)社会