2015年01月06日

姫路駅前、日本初巨大トランジットモール

姫路駅前

欧米の都市や日本の地方都市ではモータリゼーションが進展したため、中心市街地が空洞化しました。
そこで欧米に続いて日本の地方都市は、中心市街地の活性化に真剣に取り組み始めています。

駅前をトランジットモール化。来月から始まる姫路の挑戦(372log@姫路)
人口密度が高い日本では、(首都圏や京阪神の)大都会で自動車社会が進展せず、(姫路などの)地方都市を中心に自動車社会が進展したため、地方を中心にこの「中心市街地の空洞化」問題が深刻化しています。
東京は元気だけど地方は疲弊して「シャッター通り」なのではなく、東京が自動車社会になれなかっただけのことです。
だから姫路などの日本の地方都市は、欧米の自動車先進国の事例も参考に、真剣にこの問題に取り組む必要があります。
姫路でも2年前から事実上の巨大トランジットモールが終日実施されてきました。
このトランジットモール、今春正式に始まるようです。

姫路観光優しくおもてなし 城望む駅北側、歩行者空間に(神戸新聞NEXT)
JR姫路駅北側の約3万平方メートルが4月から、バス、タクシー以外の一般車両の進入を終日禁じる「トランジットモール」となる。
(中略)
国土交通省によるとトランジットモールは、商店街で日時を限り、バスだけ走行を認めているケースが那覇市などであるが、駅前での大規模な導入は全国でも例がないという
一時期LRTで中心市街地を活性化するという話が流行りましたが、街を活性化するのはLRTではなく、むしろセットで語られるトランジットモールのほうです。
だから、LRTは公共交通機関の一例であって、バスでもいいわけです。

LRTで街が活性化する可能性(372log@姫路)
1 LRTはバスでもいい(むしろバスのほうがいい場合も)
2 LRT&トランジットモールの導入は「回遊の選択肢を増やす」にすぎない
もっと言えば、別にバスじゃなくてクルマで近所の駐車場まで来てもいい。

要するに「行って見たい」「歩いてみたい」という空間ができるかどうかが重要です。

姫路駅は、東京の渋谷駅と共通点があります。

1 ターミナル・交通の要所

  姫路市内のバスや電車は、ほとんど姫路行。
  どこに行くにも一旦姫路駅に来る必要があります。
  渋谷駅も東急、京王、東京メトロの終着駅。
  沿線の人は渋谷で乗り換える必要があります。
  「街に賑わいを」といいますが、
  そういう「基礎人口」みたいなものは必要です。

2 地下街が少ない

  渋谷も姫路も地下街がしょぼい。
  大阪・梅田や名古屋の地下街の比ではありません。
  だから、ほとんどの人が地上を歩きます。
  渋谷のスクランブル交差点は有名ですが、
  一つの理由は地下街がしょぼいから。
  それで地上をたくさんの人が歩く。
  絵になるからニュースにも出てくる・・
   (NHKが近いからというのもあるが)
  姫路の今度の地下街なんて、
  (サンクンガーデンとか言って)半分削って
  駅側から覗けるようになりました。
  いい感じです。

今回のトランジットモールですが、ちょうどJR山陽電車神姫バスの乗り換える「基礎人口」が多いところを含んでいます。
だから、他の都市が真似してもうまくいくかどうか分かりませんが、姫路はちょうど渋谷のスクランブル交差点みたいになる可能性があります。

スクランブル交差点は、うかうかしているとクルマに轢かれますが、姫路のトランジットモールは安全です。
だから年寄りや子連れファミリーは、渋谷じゃなくて姫路駅前に行きましょう。

参考
姫路の風景 ~大手前通りトランジットモール化~(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(3)ショッピング