2014年05月18日

ユニットバスが、世界で初めて日本でできた理由



建物を建てるには、たくさんの作業と多くのかたが携わります。

ユニットバスルームの発祥は?(TOTO)
お風呂(バスルーム)の工事は、まず床に防水工事をして、給水・排水のための工事をし、それが終わるとバスタブを床に埋め込んだり、便器を付けたり、タイルを貼ったり、いくつもの工程があります。たくさんの作業の人が関わり、時間もかかります。
前回の東京五輪では、建設ラッシュで人手不足。
ホテルも急ピッチで建設しなければなりませんが、間にあわない。

そこで、世界で初めてユニットバスが考案されたそうです。
工場で浴室一式を完成しておいて、現地で据えつけるだけにすれば、納期が短縮して人手もかからないと考えられたのです。
ユニットバスは機密性に優れ、品質管理が容易なこともあり、ホテルのみならずマンションや戸建て住宅でも採用されることが多くなりました。

再びイノベーションを起こす(東洋経済オンライン)
さまざまなイノベーションで東京五輪に一連の工事を間に合わせた。あの時のようなイノベーションを起こしてくれと、今、ネジを巻いているところだ。
復興需要の上に東京五輪開催決定で、人手不足に悩む建設業界。

こういうときに、イノベーションが生まれる可能性があります。

格安航空、機長不足で逆風 ピーチに続きバニラも減便 (日本経済新聞)
背景には、世界的な航空需要の拡大に伴うパイロット不足がある。国際民間航空機関(ICAO)によると、30年の世界のパイロット需要は10年の2倍超の98万人。特に需要の伸びるアジア・太平洋地域は23万人と、10年の4.5倍のパイロットが必要になる。
パイロット不足の影響が現実のものになってきました。
パイロット養成方法や操縦技術そのものにもイノベーションが求められます。

生産年齢人口が極端に減少する社会に突入した日本では、今後、ありとあらゆる仕事のやりかたを見直さざるをえません。
さらなる機械化や、高齢者でも可能な作業方法への改善、無駄な仕事の排除など・・

一度経験したサービスや生活水準はなかなか落とすことは難しい。同様のサービスレベルを全く異なる方法で実現するイノベーションがさまざまな業界で求められる気がします。

参考
ピーチがピンチになる理由(372log@姫路)
今後20年間で運航スタッフが100万人必要(372log@姫路)
空港も足りないが、パイロットはもっと足りない(372log@姫路)
パイロット不足で航空機欠便(372log@姫路)
医師不足だったり、オランウータンが暴れたり(372log@姫路)
人手不足! 2ヶ月に1度の入社試験(372log@姫路)
姫路・人手不足の予感(372log@姫路)

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります  

Posted by miki at 00:00Comments(0)社会