2014年05月16日

山の中でマグロ養殖。岡山理科大マグロ

岡山理科大岡山市北区

和歌山水産研究所で養殖された近大マグロが、有名になりました。
今度は、岡山市北区の岡山理科大マグロが話題に。

「陸マグロ」初出荷 海水使わず、岡山理科大(MSN産経フォト)
岡山理科大(岡山市)が、海水魚の飼育が可能な特殊な淡水「好適環境水」を使って内陸で育てたクロマグロ1匹が15日、岡山市の卸売市場で競りに出された。
岡山というと瀬戸内海に面していますが、岡山理科大は海から10キロ以上離れた山の中にあります。

これまで海の幸は、養殖でも多くは海で(あるいは少なくとも海の近くで)行うものでした。
でも、岡山理科大は、海水を使わない養殖が得意なんです。

岡山理大も養殖マグロ出荷…独自開発の水で飼育(YOMIURI ONLINE)
これまで、トラフグヒラメクエウナギなどを、海から10キロ以上内陸のキャンパス近くの水槽で養殖、出荷してきた。
これ凄い事ですね。

海に面していない県だって養殖マグロや養殖ハマチが可能になるということ。海水を運ぶコストも不要です。

<未来の食卓 新緑・技農編> 初ガツオは海なし栃木産(東京新聞)
海から海水を運ぶ労力も不要。市販の人工海水と比べてもコストは十分の一以下。「これで、『山村』が『漁村』に変わる可能性が出てきました」。
魚工場を世界中に、そして宇宙にも? 壮大な夢ですね。

参考
特集|好適環境水 魚工場(特許研究室) - 開発動機とは、彼らの研究室が海から35キロも離れていて、ディズニー映画「ファインディング・ニモ」で一躍脚光を浴びたカクレクマノミの大量繁殖に2005年、日本で初めて成功した際、汚れた海水を浄化・再生などは常に悩みの種で、ある学生が「海産のプランクトンを純淡水で育てたい」と大まじめな顔で相談に来たのがことのはじめ。できないことを証明する体験をしてもらおうとゴーサインを出すが、その一週間後、彼が笑顔で「できました」と走って報告に来た。(記事より) ← 海から離れていたのが幸いした?

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Posted by miki at 00:00Comments(0)食べ物