2014年05月10日

地方が「消滅」し、東京も行き詰まる?



このままでは、日本から自治体が消えていく?

2040年、896市町村が消滅!? 若年女性流出で、日本創成会議が試算発表(サンケイビズ)
地域崩壊や自治体運営が行き詰まる懸念があるとして、東京一極集中の是正や魅力ある地方の拠点都市づくりなどを提言した。
(中略)
「若者が首都圏に集中するのは日本特有の現象だ。人口減少社会は避けられないが、『急減社会』は回避しなければならない」と述べ、早期の対策を取るよう政府に求めた。
兵庫県内にも21の「消滅可能性都市」(市区町)があります。

人口推計:県内2040年、21市区町「消滅可能性」 若年女性、新温泉で7割減 /兵庫(毎日新聞)
「日本創成会議・人口減少問題検討分科会」(増田寛也座長)が8日に発表した2040年人口推計結果で、県内でも21市町・行政区が20〜39歳の女性(若年女性)が10年の半数以下となる「消滅可能性都市」とされた。
日本創生会議のデータによれば、兵庫県の「消滅可能性都市」は、
行政区が神戸市須磨区
市が朝来淡路篠山洲本養父三木相生宍粟加西南あわじ丹波
町が新温泉佐用上郡香美神河多可市川稲美福崎

兵庫にも地方の拠点都市づくりが必要というわけです。

出生率が異常に低い東京は、地方から若者を受け入れることで延命してきました。
今後、東京の急激な高齢化で、介護要員など、地方からの若年女性を一層受け入れてしまう「日本の危機」に直面します。

介護施設不足、大都市と「広域合併」で 論説委員・河合雅司(MSN産経ニュース)
2010年から2025年の15年間に75歳以上が最も増えるのは東京だ。123・4万人から197・7万人へと74・3万人もの激増となる。
今以上に若者が東京に移住し地方が消滅すれば、若年者の供給を絶たれる東京も行き詰まります。

地方は東京よりも早く高齢化のピークを終えています。
東京が若者を受け入れることで延命するのではなく、東京に住む人は、(可能なら)地方に移住すべき。
誰だって高齢者になりますが、東京に住んだまま高齢化していくことが、日本全体を危機に陥れてしまいます。

東京のあまりに過激な高齢化スピードを緩和する知恵が、いま求められているように思います。

参考
姫路が地方中枢拠点都市に。今月、モデル都市申請へ(372log@姫路)
私立大学の志願者に見る、脱「東京」(372log@姫路)
高齢化伸び率77%、ダントツの東京(372log@姫路)
高齢化する首都圏。今後10年で全国平均上回る42%の増加(372log@姫路) - 流行の中心や新しい文化があるかのごとき宣伝がマスメディアを中心に行われ、そんな欠陥のある東京に若者が集められてきたのですから、日本全体が少子高齢化してしまうのです。(ブログより)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)政治