2014年01月04日

西脇市が「官兵衛の里」を主張する理由

播磨国総社 射楯兵主神社姫路市総社本町

いつものように総社に初詣に行きました。
今年は、何かと官兵衛ネタが絡んできます。総社よ、お前もか・・

黒田官兵衛の旗幟を復元 姫路・播磨国総社 兵庫(神戸新聞)
黒田家の旗については同家の歴史を記した「黒田家譜」の冒頭に「秀吉から旗を立てる許しが出た際、官兵衛が父、職隆(もとたか)と相談し、先祖にあたる近江(現・滋賀県)の佐々木家の旗を参考に新しく定めた」「仕立て上がった後、播磨の氏神である総社で7日間祭礼を行い、ご神体をお移しした」などと記されている。
ところが黒田家は、近江発祥ではない可能性もあります。

なっとく日本史:黒田官兵衛 逸話の多く、疑わしい 一次史料で実像研究を(毎日新聞)
官兵衛研究では、福岡藩黒田家の公式の歴史書『黒田家譜』の信頼性が問題となる。江戸時代の儒者で福岡藩に仕えた貝原益軒が3代目藩主・光之に命じられ、1688年に完成させたものだ。
通説では近江発祥といわれますが、地元播磨には、播磨・黒田村(現・西脇市)発祥との資料が多く見つかっています。

官兵衛の里・西脇市(西脇市「官兵衛の里」推進協議会)によると、
たとえば「播磨古事」には、「小寺官兵衛が黒田村に生まれ、後に村の名前にちなんで黒田氏に改めた」とあります。

黒田家発祥も、官兵衛生誕も、播磨・黒田村というわけです。

大河ドラマは通説に従った展開がなされると思いますが、大河で注目を浴びることができれば、官兵衛研究が進み、真の通説ができる可能性も。
官兵衛の盛り上がり次第では、西脇発祥の「もうひとつの官兵衛」作品ができるかもしれません。

参考
2013年講談「黒田官兵衛」(旭堂南海) - 西脇での講談。西脇発祥説の存在を、NHK大河の解説コーナーで紹介することが決定したとおっしゃっています。
「官兵衛は黒田庄町生まれ」 姫路の研究家が新説講演(神戸新聞NEXT)
官兵衛生誕地 つばぜり合い 姫路市vs西脇市 大河ブーム見越し譲らず(MSN産経ニュース)(2014.1.7 追記)

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Posted by miki at 16:25Comments(0)観光