2013年12月27日

空港が足りない。逼迫する関西の航空需要

関西空港第2ターミナル

関西空港の第2ターミナルはLCC専用ですが、全然足りません。

関空が格安航空専用ターミナル 受け入れ旅客2倍の800万人に(日本経済新聞)
運用中の第2ターミナルと合わせ、LCC旅客の受け入れ能力を現在の2倍の年800万人に引き上げる。
(中略)
昨年10月から利用している第2ターミナルは国内線専用に改修。第3ターミナルを国際線に振り向け、アジアのLCCの誘致を目指す。
第2ターミナルをLCC国内線、第3ターミナルをLCC国際線にして、800万人まで受け入れますが、数年内に1000万人超えとの声も。

関空:LCC専用第3ターミナル、16年度開業を発表(毎日新聞)
記者会見した安藤圭一社長兼CEO(最高経営責任者)は「関空のLCC利用者は数年内に年1000万人を超え、今のターミナルの許容量を超える。どんどん広げていきたい」と話した。
このままでは第1ターミナルにもLCCが溢れてしまいます。

関西の航空需要は関空だけでは支えきれません。
かつて一部の政治家が言っていた伊丹廃港なんて、とてもじゃないけど無理。

参考
今後20年間で運航スタッフが100万人必要(372log@姫路)
空港整備の遅れが産業発展の妨げに(372log@姫路)
空港は足りるのか。航空運賃の「価格弾力性」(372log@姫路) - 航空運賃が10%下がるだけで41%も需要が増えるのですから、既存航空社の半額を謳うケースもあるLCCの増加で、航空需要は激増必死。日本でも、目に見えて空港が足りなくなり、社会問題化するのは時間の問題。世界的に見ても利用者が多い空港をわざわざ廃港にしようという話も、さすがに言いにくくなるでしょう。(ブログより)
空港が足りない(ブログより)
「高い」播磨の航空需要。「足りない」大阪湾の空域(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(1)航空