2013年09月16日

スマホをバスロケーションシステムの起爆剤に

(クリックで拡大:神奈中バスロケーションシステムより)

スマホの普及で、誰もが端末を持ち歩く時代になりました。
とくに高校生は昨年の59% → 84% と急増。

スマホ所有高校生の過半数が「1日2時間超」 総務省が青少年ネット利用調査(ITmedia)
総務省は9月3日、全国の高校1年生約3500人に実施した「青少年のインターネット・リテラシーに関する実態調査」の結果を公表した。
(中略)
全体の99%がネット接続機器を保有しており、うちスマートフォンの保有者は84%と、昨年度の59%から大幅に増加した。ネット接続に最もよく利用する機器としては、スマートフォンが75%で1位となり、ノートPC(7%)や携帯電話/PHS(6%)を大幅に引き離した。
一方、高校生が地方都市の公共交通機関の主役、路線バスを支える存在であることも事実。

実は、路線バスは、スマホなどの携帯端末によって、格段に便利になるんです。

従来、バスの欠点は、定時性でした。渋滞の影響で時刻表どおりに来るかどうかわからないために、バス停で余計に待つ必要がありました。
しかし、たとえ時刻表どおり来なくても、10分遅れてくるということがわかっていれば、さほど使い勝手が悪いわけではありません。
「遅れるなら連絡しろ!」というやつです。遅れるのが事前にわかっていれば、イライラしないし、あるいは、その時刻に合わせてバス停に向かえばいいので時間が有効に使えます。

バスロケーションシステムといって、バスにとりつけたGPS情報をたよりに、自分が今から乗ろうとしているバスが、いまどこを走っているかを教えてくれるシステムがあります。

神姫バスでも、伊丹空港関西空港姫路駅を結ぶリムジンバスなどではすでにサービスしていますが、路線バスには未導入。

しかし、京都市交通局大阪市交通局神奈川中央交通などは、スマホに対応したバスロケーションシステムを路線バスに導入。埼玉の会社は、スマホをバスに搭載するだけで導入できるシステムまで開発しています。(参考

「スマホの普及 → 路線バスの利便性向上」という動きを、とくに普及率の高い高校生が先導するかもしれないと期待します。
兵庫県は、このあたり、かなり遅れているような・・
県西部地方では、公共交通を民間の独占企業に丸投げし、交通政策を事実上放棄したツケかもしれません。

参考
バスロケーションシステム(教育相談所長のひとりごと) - ブログのタイトルを見ていただいて「そのことか」とお分かりいただけた方は立派な大阪人。なんのこっちゃと言われるのが普通の兵庫県民。(記事より)
公共交通を民間に任せ切った国は日本だけ(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(2)バス