2013年07月27日

乗りに乗る、東洋大学の意外な一面

東洋大学東京都文京区

夏の高校野球兵庫大会報徳-東洋の準決勝戦は東洋が勝ちました。

東洋大姫路が報徳学園下し決勝進出(デイリースポーツ)
東洋大姫路が報徳学園を僅差で下し、前回甲子園に出場した2011年以来2年ぶりに決勝に進んだ。
西脇工業も強豪・育英を倒して、明日の決勝戦は播磨対決ということになります。

東洋大姫路は野球などのスポーツだけでなく、中学校を新設し進学にも力を入れるなど近年脚光を浴びています。
東洋大学の付属校のため進学枠もありますが、この東洋大学が首都圏で人気上昇中です。

青学、同志社…大学の都心回帰ラッシュの舞台裏と経営事情(ビジネスジャーナル)
05年度:東洋大学が朝霞キャンパス埼玉県朝霞市)にあった文系5学部の1〜2年次課程を白山キャンパスに集約、さらに同大学は09年度に板倉キャンパス群馬県有邑楽郡)にあった国際地域学部を白山第2キャンパスに全面移転。
(中略)
「駅伝などスポーツでの活躍もあるが、文京区白山という都心に本部キャンパスを持ち、加えて受験生に関心の高い学部学科の新設・再編成を積極的に進めてきた。そうした取り組み、改革が評価されているのはありがたい」
ネット上には、東洋大学がいかに人気があるか、何故なのか、他の大学にいかに影響を与えているかという書き込みがあります。

東洋大学の都心回帰とその影響(大学受験狂想曲)
中堅私大の代表格、日東駒専。その中でも東洋大学はどこか影が薄かったのが今までのイメージでした。ところがその東洋大学がやってくれたのがこのキャンパスの都心回帰。その準備はまだ工場等制限法が撤廃される前から始まっていました。
(東京の私立大学の状況に興味のあるかたには、非常に読み応えのある内容なので全文引用したいのですが、作者に申し訳ないので続きはリンク先でお読みください。)
東洋大学の人気は、他校に先駆けて全面都心回帰を進めたこと。都心の土地は限られるため、どこの大学でも真似できることではないとの内容です。

そんなこんなで勢いに乗る東洋大学ですが、こんな一面も。

夜間学部の今後(wikipedia)
東洋大学は2001年に社会学部第2部社会福祉学科を新たに設置しただけでなく、2009年に板倉キャンパスから白山第2キャンパス移転してきた国際地域学部にも第2部を2010年設置するなど、大勢に反して夜間学部の拡大充実を図っている。東洋大学によれば2013年現在で夜間学部の定員数は815で、日本最大の夜間学部定員数となっている。
役割を終えたとして夜間学部を廃止する大学が多い中、日本最大の夜間学部の定員数を持っています。

このたびさらに、「経済的な理由で大学進学を諦めて欲しくない、昼大学で働き、夜に学べばいい。」という制度を始めるとのこと。

東洋大:昼は大学で働き、夜は学ぶ 自活支援推薦入試、独自制度(毎日jp)
東洋大(東京都文京区、竹村牧男学長)は23日、来年度入試からキャンパスで働きながら学ぶ学生を選抜する「独立自活支援推薦入試」を実施すると発表した。日中は大学事務局で非常勤職員として働き、夜間コースで学ぶという。同大学は「経済的な理由で進学を諦めてほしくない。給与と奨学金を併用すれば自活して学ぶことができる」と説明。全国初の試みという。
家庭の経済事情で進学先が固定される傾向が強まる中、こうした門戸を確保する事は大学の使命です。

こうしたキメの細かい対応を忘れた一部大学の「大学経営」がまかり通ってはならないと、改めて感じました。

参考
東洋大姫路に中学校。中高一貫で難関大合格目指す(372log@姫路)
特進が人気? 私立高校進学バトル(372log@姫路)
正夢の正体・東洋大創始者の実績(372log@姫路)
都心回帰(372log@姫路)
大河ドラマ以上に、同志社が注目を集める理由(372log@姫路)

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Posted by miki at 17:20Comments(0)学校