2013年05月30日

神戸製鋼が加古川に500億投資。神戸は高炉休止

製鉄所別高炉容積(wikiより作成)

神戸製鋼が生き残りを賭けて、播磨にある加古川製鉄所に500億円を投資。
神戸製鉄所は高炉を含め上流工程の設備を休止します。

2013~2015年度グループ中期経営計画(神戸製鋼所)
2017年度を目処に神戸製鉄所の高炉などの上工程設備を休止し、加古川製鉄所に集約することで稼働率の向上と固定費の削減により大幅なコスト低減を図る。
加古川製鉄所において、最新鋭のブルーム連続鋳造設備と溶鋼処理設備を新設、分塊圧延機を能力増強し、主力品種の特殊鋼線材・棒鋼の競争力を強化する。
稼動する高炉を持つ製鉄所は全国に15箇所。高炉の容積(複数ある製鉄所は容積合計)は神鋼加古川が6位で、神鋼神戸が最下位。

神戸が休止すれば高炉のある製鉄所は14に減ります。製鉄所のシンボル、高炉のあるところが減っていくのは寂しいですね。
ちなみに姫路・広畑の高炉が休止してから20年経ちました。
未成年者は、高炉が稼動する新日鉄広畑を知らないということになります。

参考
神鋼、神戸の高炉休止発表 500億円投じ加古川増強(日本経済新聞) - 2017年度をめどに神戸製鉄所(神戸市)の高炉を休止し、鋼材の原料となる半製品の生産を加古川製鉄所(兵庫県加古川市)に集約する。加古川では500億円を投じて半製品の生産設備を増強する。(記事より)
新日鉄住金が君津製鉄所の高炉1基を休止へ 過剰設備の見直し(MSN産経ニュース)

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Posted by miki at 00:00Comments(1)企業