2013年03月11日

播磨に医者が少ない理由

姫路赤十字病院姫路市下手野

医師不足が言われる中、とくに播磨の医師不足が顕著との指摘。

Vol.3 兵庫県の医師不足: 播磨の悲劇(医療ガバナンス学会)
兵庫県の問題は医師の絶対数の不足と偏在です。特に後者は深刻です。
神戸市内の医師数は1000人当たり2.6人、西宮芦屋尼崎宝塚などの阪神地区は2.1人です。この地域には、約150万人、170万人が住んでいます。
一方、明石・姫路・赤穂などの播磨地区は悲惨です。この地域には190万人が住みますが、医師数は1.6人です。
兵庫県は全体としても人口の割に医師の数が少ないのですが、とりわけ医学部や医科大のない播磨は医師が少ない。

将来的にも、団塊の世代の退職で阪神間の需要が増えるため、とても播磨に医師は回って来ないだろうと悲観的な意見が書かれいます。

首都圏でもベッドタウンの医師不足が深刻化するとの予測。

街から医者が消える? 東大の研究所が明かす、“医療の不都合な真実”(BusinessMedia 誠)
千葉埼玉神奈川茨城などのベッドタウンにお住まいの方の多くは手術や大きな治療を受ける場合、東京の病院を利用していますが、この人たちが高齢化して心筋梗塞になったり、ガンが慢性期になったりしたら電車で1時間もかけて東京の病院まで行けません。当然、地元の病院へ向かうのですが、そこには医師がいないという事態が予測されるのです」
(中略)
「どの医学部をみても卒業生の5割ぐらいは大学周辺に残ります。医学部をつくれば、ある程度、地域の医師不足は解消されるのです」
大阪のベッドタウンである阪神間も同じ理屈で、医師不足傾向は続くので、播磨にまで回って来ない。
ただし、医学部をつくれば解消されます。

獨協学園近大グループなど、姫路に縁のある私立大学法人は医学部や医科大を持っていますが、この医学部空白地帯、何とかならないものでしょうか。

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Posted by miki at 01:09Comments(6)学校