2012年07月05日

デザインコンセプトは弁当箱。Japaneseシンクパッド



レノボ・シンクパッドは、日本と深い関わりがあります。

1992年にIBMシンクパッドとして生まれたノートパソコンですが、開発は日本。IBMブランドで全世界で販売されました。
IBMがパソコン事業から撤退した2005年からは、Lenovoシンクパッドとなりました(IBMロゴは2008年まで一部で残した)が、開発はやはり日本。
IBM時代の多くの日本の技術者がLenovoに移籍したようです。

このたび、開発のみならず、生産も中国から日本へ一部移管されるようです。

「シンクパッド」生産の一部、中国から山形へ(YOMIURI ONLINE)
NECと中国のパソコン最大手レノボ・グループの合弁会社「レノボNECホールディングス」は4日、レノボブランドの法人向けノートパソコン「シンクパッド」の生産の一部を米沢工場(山形県米沢市)に移すと発表した。
かつては高価なイメージが強いノートPCでしたが、最近では買いやすい価格のものも多く、かつ一定のクオリティを感じます。相変わらずほとんど黒一色だし。

生まれたときから外資&日本の技術の組み合わせは一貫しています。
IBMシンクパッドでも、Lenovoシンクパッドでもない。Japaneseシンクパッドがその本質です。

参考
ThinkPad・ハードウェア(wiki) - 最終的にこのデザインを決めたのはIBMのデザイン顧問であったリヒャルト・ザッパーであり、その過程での実質的な中心人物は、神奈川県にあるIBM大和事業所にいた山崎和彦である。山崎は、松花堂弁当の弁当箱をコンセプトにしてThinkPadデザインを創造したようである。関係者がアメリカで出版した書物には、“Japanese Bento Box”として紹介されている。(記事より)
レノボ、PC生産を日本移管 「メード・イン・ジャパン」でイメージ向上狙う(SankeiBiz) - 足元では円高が国内製造業の重い足かせとなっている一方、中国でも経済成長に伴い人件費の上昇が続いているため、「輸送コストや納期など日本生産が有利な面も見え始めた」(業界関係者)との声も広がっている。(記事より)
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Posted by miki at 00:00Comments(1)IT