2012年03月22日

逼迫する大阪湾上空。迫り来る東南海、南海地震

 神戸空港の飛行経路(神戸市)

先月のブログで、今夏、関空の国内便が大幅に増加する話題を書きましたが、一方で、国際便のほうも過去最高とのこと。

関空就航の国際便、過去最高に 格安航空会社参入で(北海道新聞)
関西国際空港会社は21日、関西空港の国際線夏季ダイヤ計画(25日~10月27日)を発表、格安航空会社(LCC)の相次ぐ就航などで、8月のピーク時の旅客、貨物合わせた就航の総便数が夏、冬通じ開港以来過去最高の週862便となることを明らかにした。
神戸空港も上限の30便に達しています。

神戸-成田線就航 海外、さらに身近に 「空港の利便性向上に期待」(MSN産経ニュース)
今回で神戸空港では8路線目の就航となり、1日2往復を運航する。この日からは、神戸-茨城線も1日1往復から2往復に増便され、管制の安全上の理由から発着枠の上限として設定された「1日30便」に達した。
大阪湾上空の混雑がいよいよ深刻化してきました。

もう一つ、大阪湾の海上にある神戸と関空が東南海南海地震で発生する「どんな」津波にも耐えられるとは思えないことです。

関空、神戸など海上空港にも津波の懸念 防災対策見直しに着手(MSN産経ニュース)
関空はマグニチュード(M)8・5程度の東南海・南海地震が発生した場合、空港島に押し寄せる津波の高さは3・3メートルにとどまると想定。島の護岸の一番低い所でも海面から3・7メートルあるため、「現時点では大丈夫」(関空会社)としている。
関空は大丈夫と言っていますが、何せ相手は自然現象。関東は内陸型の成田があるけど、関西は「関空と神戸の海上空港だけ」というのでは心もとない。もう少し伊丹を大事にしないと・・

こうした観点からも、播磨灘琵琶湖を飛行経路に使え、山の上に計画されている播磨や、びわこ空港の計画は、時代が求めていると感じます。

P.S.
このあいだ、はりまフォーラム国土交通省の人が、「バックアップ機能」を強調するのはいいアイデアだと言われてました。
役所でブームなんですかね?

参考
アジアの観光ビッグバン。大阪湾上空、混雑激化へ(372log@姫路)
「高い」播磨の航空需要。「足りない」大阪湾の空域(372log@姫路)
関西3空港の上空が、益々過密に(372log@姫路)
  

Posted by miki at 01:19Comments(0)航空