2012年02月10日

「精神的社会主義 - 制度的資本主義」で行こう

JR姫路駅西、豆腐町踏切付近(姫路市西駅前町

細かい話になると、わけがわからなくなるので、ここでは、
資本主義(市場主義、新自由主義を含む) と社会主義(社会民主主義、共産主義を含む)の2つのイメージで表現します。
資本主義は、経済は成長するけど格差があって落ち着かないイメージ。
社会主義は、格差はないけど全体的に経済は沈滞していくイメージ。

日本は資本主義だけれど、社会主義イメージを好むことが多い。高額所得者を見る目は厳し目だし、横並び意識も強い。
行政指導と言って、法的根拠がないものにも従ってしまうのも、これに類する行動かも。
一方、中国は社会主義だけれど、国民が「歩く資本主義」。厳罰を伴わない法律だと、守られない率は高そう。商売上手の華僑も、中国国民の商売人のイメージを連想させます。

日本は、制度は資本主義だけど、精神は社会主義。ということで、「精神的社会主義 - 制度的資本主義」と名づけます。
中国はその逆なので、
日本 「精神的社会主義 - 制度的資本主義」
中国 「精神的資本主義 - 制度的社会主義」
この日中両国が、世界経済の2位と3位なんですね。
米国 「精神的資本主義 - 制度的資本主義」
     → リーマンショック
ソ連 「精神的社会主義 - 制度的社会主義」
     → 崩壊
と比較すると、何事もバランスが大事だということが見えてきます。

「中国は社会主義なのに何で経済発展している?」「中国は社会主義なのにやってることは全然違う」と言われることがありますが、日本も中国も「併せ技が得意」なだけです。

日本が今後も「精神的社会主義 - 制度的資本主義」でバランスしていくんだとしたら、精神を教育で鍛えるとか、武道を通して学ばせる。あるいは平和教育みたいなものもしっかりやる。しかし古びた制度は思いきり規制緩和する、みたいな「併せ技」が有効だと思います。

先週日曜のテレビ番組で、「政界再編で、今後、新自由主義と社会民主主義のようなものを軸に再編されるんじゃないか」と発言しているかたがいらっしゃいました。
大雑把に言えば、「資本主義か社会主義か」っていうこと。「またその軸ですか?」と思いましたね。

参考
日本型社会主義(wikipedia) - 戦後の日本は、独特の分権的な混合経済体制を築き、「世界で最も成功した社会主義国」と呼ばれる事がある。(記事より)
「新自由主義」とは何ですか?(安田雑学)
【特集】中谷巌さん・新自由主義経済の限界は明確(社民党OfficialWeb)
市場原理主義の転換点(372log@姫路)
  

Posted by miki at 01:59Comments(0)政治