2012年01月23日

黒田官兵衛大河ドラマ化、3年後を要望

平成26年までは箱入りの姫路城

姫路市長は、従来から黒田官兵衛の大河ドラマ化をNHKに要望してきましたが、今月、3年後の平成27年を要望しました。

大河ドラマ「黒田官兵衛」の誘致に向けた要望書を提出(姫路市フォトニュース)
播磨が生んだ智将・黒田官兵衛を主人公とするNHK大河ドラマを実現するため、「NHK大河ドラマ『黒田官兵衛』を誘致する会」の代表者が18日、NHK放送センターを訪問。要望書を手渡しました。
「誘致する会」を代表して会長の石見市長が、「お城の修理が完了する平成27年に大河ドラマ化の実現をお願いしたい。」と熱い思いを伝えたのに対し、要望書を受け取ったNHKの松本会長は、「黒田官兵衛の魅力については、改めて認識した。関係部局とよく相談し、十分検討を行っていきたい。」と語りました。
要望書の中には、
・天下人に仕えた「№2」の一方で、自らも「№1」を狙った男
・歴代姫路城主48人の中でただ一人、姫路城で生まれた姫路城主
・妻一人を愛し続けた理想の上司
・鋭い洞察、知略で混乱期を切り開く男
など、歴史性、現代性、ドラマ性なども十分持ち合わせた官兵衛は、大河ドラマの主役として、最もふさわしい人物だと考えます。
という意見が記載されています。

結婚するかどうか返事をしていない相手に、結婚式の日取りを要望しているみたいな感じもするのですが・・。
あと、ドラマを制作する側から言えば、平成26年(ドラマ開始前年)に、天守閣の素屋根が覆われた姫路城で撮影するのは厳しいと思うのですが、そこは工夫しろということなのでしょうか?

ところで、姫路や九州に限らず、全国には黒田官兵衛を大河ドラマ化してほしいという声が見られます。

播磨灘物語-黒田官兵衛(日々雑感)
僕はこの黒田官兵衛という人が大好きで、なんといっても豊臣秀吉という天下人が最も恐れたという逸話は、石田三成を鼻にもかけてなかったというところがかっこいい。去年の天地人という大河ドラマでは、直江兼続が主人公でした。直江兼続という人は、上杉家の家老で事実上上杉家を運営していた人ですが、所詮家老だし、視野は大名と比べたら狭いと思う。
(中略)
黒田の場合は、やはり仕事のレベルが国家的なレベルだし、視野の広さは直江兼続と比べてもずっと広い。なんといっても時の支配者だった豊臣秀吉を怖がらせたり、嫉妬の目でみられていたという黒田の力量。是非NHKには大河ドラマに使ってもらいたい。キャスティングは、頭がいいというのは大事なポイントなので、瑛太くんか、水嶋ヒロくんかな。
姫路市が放映年まで希望を出しているかと思ったら、配役案まで決めている人もいるのですね。熱いですね・・。

やはり、「軍師 → 頭が切れる」 ということで、「姫路=頭が切れる」 というイメージ向上にも役立ちそうです。
「ゆかた祭 → 暴走族 → ドキュン」 みたいなイメージからの一大転換が図れますね!

もし実現するのであれば、個人的には、海上交通都市だった英賀にもスポットを当てて欲しい気がします。
かなり大きな都市だったようですし、官兵衛が主役の播磨灘物語を著した作家・司馬遼太郎の祖父は広畑に住んでいて、先祖も英賀出身だったようです。

参考
姫路城生まれの黒田官兵衛がテーマ。新春時代劇完成(372log@姫路)
NHK放送総局長「大河ドラマ主役に、黒田官兵衛も検討中」(372log@姫路)
NHK大河ドラマ「黒田官兵衛」を誘致する会。会長は姫路市長(372log@姫路)
姫路生まれ・黒田官兵衛を大河ドラマに(372log@姫路)
浄土真宗の拠点だった、海上交通都市・英賀(372log@姫路)
  

Posted by miki at 00:00Comments(8)歴史