2011年12月13日

ラブラブ関電? 姫路市の関電依存度100%

姫路の風景・姫路城周辺(姫路市本町

金融機関でも、PPS(特定規模電気事業者)から電力を買う動きが出てきました。

「脱原発」へ東電との契約見直し=大半の供給をガス会社系に-城南信金(時事ドットコム)
信用金庫大手の城南信用金庫(東京都品川区)は2日、東京電力福島第1原発の事故後に打ち出した「脱原発」の取り組みの一環として、東電との契約を大半の店舗で解消し、来年から天然ガスなどで発電するガス会社系の電力会社「エネット」(港区)に供給元を切り替えると発表した。
料金が安いこともあり、自治体や企業でも徐々に導入が進んでいるようです。

自治体電力購入調査 10電力会社と随意契約 82.7% PPSから購入8.3%のみ(市民オンブズマン事務局日誌)
PPSから購入した割合

宮崎県52.6%
岐阜県33.3%
千葉県25.5%
奈良県23.0%
栃木県19.5%
三重県16.8%
熊本県10.9%
福岡県10.5%
静岡県9.8%
大阪府9.7%
(中略)
兵庫県6.8%
(中略)
横浜市47.9%
福岡市32.0%
千葉市28.6%
北九州市21.2%
広島市18.6%
大阪市16.0%
堺市15.2%
さいたま市15.1%
神戸市14.9%
(中略)
姫路市0.0%
姫路市は、関電一筋ですね。

企業が自家発電した電気は電力会社より安い!?(zakzak)
立川市では、2010年度に市営の競輪場の電力購入先を東京電力から火力PPSのサミットエナジー社に切り替えました。PPSは企業努力しているため、全体的に価格が安めです。立川競輪場では、それまで年間6200万円だった電気代が4500万円になりました。25%も節約できたのです」。
関電は原子力比率が50%ですから、姫路市の原子力依存度は50%ということになります。
横浜市(47.9%)や福岡市(32.0%)とは大きく水をあけられていますし、県内の尼崎市(28.8%)、神戸市(14.9%)、西宮市(11.9%)と比べても比較になりません。

やはり姫路市は関電が好きなのでしょうか?

参考
「原発に頼らない安心できる社会」実現のため 原発を使わない電力会社への契約切換を実施(城南信用金庫)
電力会社・崩れる牙城:電力購入、東電離れ/進まぬ市場自由化(その2止)(毎日jp) - 東電や関西電力など大手の電気料金は、燃料費などに加えてインフラ設備の維持・修繕費などのコストが「総括原価方式」に基づいて上乗せされ、国への届け出や認可が必要だが、PPSは自由な価格で販売できる。大手よりインフラへの投資が少ない分だけ割安な料金設定ができるといわれる。(中略)他の自治体では、担当者がPPSの存在を知らない自治体もあった。(記事より) ← 検討して導入しないならまだしも知らない自治体があるとは・・。
「10電力以外から」8.3% 電力購入(中日新聞)
  

Posted by miki at 00:00Comments(0)社会