2011年11月24日

ETC搭載義務化は慎重に



ちょっとビックリ。

ETC搭載の義務化検討を 国交省有識者座長が見解(47NEWS)
高速道路料金に関する国土交通省の有識者委員会座長の寺島実郎日本総合研究所理事長は22日、道路管理を効率化するため、通行車両にETC(自動料金収受システム)の搭載を義務化するよう検討すべきだとの考えを記者団に示した。
現在のETCをそのまま義務化するのは問題が大きい気がします。

最大の問題は、クルマを日常の足として利用しているが、有料道路は非常時ぐらいしか使わないドライバーが多くいることです。
姫路は無料の国道バイパスが発達していることもあって、そういう人が特に多いのではないでしょうか。

一方、ETCの問題として、クレジットカードを作る必要があるということ。
池田市役所の職員カードをPiTaPa(後払い式IC交通カード)付きにしようとしたら、クレジットカード会社の審査に通らない人がいて困ったという話があります。

クレジットカードをつくることができない、つくりたくない人はこの世にたくさんいます。選挙次第の身分のため安定収入を見込めないと見られるのか、地方議員でもクレジットカードがつくりにくいという話もあります。
クルマは生活の足として必要だが有料道路は非常時ぐらいしか利用しないしクレジットカードも持てない、持ちたくないという人の生存権の問題。

鉄道社会の都会で、クルマは贅沢品だと今だに思っているおじさんたちと世間との意識にだいぶズレが・・。実際の導入にはかなり熟慮なり配慮が必要な気がします。

参考
高速道路値下げに立ちはだかる大きな壁(372log@姫路)
  

Posted by miki at 00:00Comments(0)クルマ