2011年10月21日

尼崎から姫路へシフト。パナソニックのTV戦略転換

パナソニック尼崎工場

これまで家電メーカーで唯一、プラズマを核に薄型TV事業を推進してきたパナソニックですが、TV事業不振のため、戦略転換するようです。

パナソニック 尼崎第3に加え第1も休止 TV事業縮小(MSN産経ニュース)
パナソニックは20日、主力のテレビ事業を大幅に縮小する方針を固め、プラズマテレビを核とした同事業の構造改革に着手した。兵庫県尼崎市のプラズマテレビ用パネルの尼崎第1(42型換算で月産22万枚)、第3工場(同33万枚)の生産を今年度中に休止。
(中略)
液晶パネルは茂原工場(千葉県茂原市)と姫路工場(兵庫県姫路市)で生産しているが、姫路工場(32型換算で月産81万枚)では50型以上の大型液晶パネルの生産を検討する。
一方、茂原(同月産60万枚)は東芝日立製作所ソニーなどが新設するパネル会社への売却を軸に検討する。
従来は大型用に尼崎でプラズマパネルを生産、小型は姫路と茂原で液晶パネルを生産してきましたが、尼崎の生産能力を半減し、液晶は茂原を売却して姫路に集約。姫路では大型液晶パネルも生産する方向です。

最後までプラズマを核に頑張ってきたパナソニックですが、今後は姫路の液晶パネルが核となりそうです。
以前、家電のパナソニックとしては家の情報司令塔となるべきテレビだけは絶対に負けられないという意味のことを言っていたと思いますが、プラズマとか液晶とか言ってられないですね。

参考
パナソニックのパネル工場はフル稼働(372log@姫路) - プラズマは節電面では液晶に劣るので、昨今の節電トレンドの中、大型クラスをプラズマ一本でいくのは不利と考えたのでしょうか。(ブログより)

B-1グランプリ in 姫路 まで、あと22日
  

Posted by miki at 00:00Comments(0)企業