2011年09月19日

原子力から天然ガスへ?

山陽中学校姫路市延末

昨日は、地元中学校の体育大会がありました。小学校と違って中学校は広々してます。
見に来る人が少ないのかもしれませんが。

ところで、東京都が発電所の候補地を発表しました。

東京都の天然ガス発電所、候補地5カ所を選定(日本経済新聞)
東京都が検討する天然ガス発電所のプロジェクトの概要が13日、明らかになった。100万キロワット規模の発電所を東京湾岸地区の都有地に整備する候補地に東京湾内の中央防波堤など5カ所を選定した。事業形態として第三セクターやPFI(民間資金を活用した社会資本整備)方式を検討。既に東京ガスに協力を要請、事業化に向け検討に入った。
原子力がどうなるかわからないので、安定した自家発電所を都がつくるということみたいです。
最新式の天然ガスを使った火力発電は、原子力発電の2倍の効率という話もあります。

効率は原発の約2倍! コンバインドサイクル発電(日刊SPA!)
世界のエネルギーの趨勢は原子力からガスに移行するということが既に常識になりつつあります。天然ガスはCOなどの排出量が少ないクリーンなエネルギーです。それを燃料とする効率のよいガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電に火力の3割を切り替えれば原発なんて必要ないのです。タービンはジェット機のエンジンと同じようなもので、ものすごい出力があります。
いま姫路第2火力発電所で同方式の発電所を建設中ですが、気になるニュースが。

米から天然ガス調達へ 原発代替安定的に、エネ安保にも寄与(MSN産経ニュース)
米国による液化天然ガス(LNG)の対日輸出が2015年にも本格化しそうだ。世界最大の天然ガス消費国である米国は、技術革新による自給率向上で輸出国に転換。米国内でだぶついたガスは価格が安く、輸出が本格化すればLNGの国際相場が下落する可能性も高い。東京電力福島第1原子力発電所事故後、原発を代替するLNG火力へ依存度を強めている日本には追い風で、火力発電のコストが原発を下回る可能性も指摘されている。
原子力から天然ガスへのシフトは、一時的ではなくて、トレンドになるかもしれません。米国が後押しするならなおさらです。

参考
世界最高の発電効率。播磨製ガスタービンを世界へ(372log@姫路)
これまで以上に、近畿のエネルギー拠点になるかも(372log@姫路)
国内最高の省エネ火力発電へ。姫路第二発電所(372log@姫路)
  

Posted by miki at 10:29Comments(0)社会