2011年06月26日

山陽電鉄も節電対策。全車両弱冷化

山陽電車舞子公園駅

関西電力の要請に始まる節電で、電気で動く電車には厳しい夏になりそうです。

券売機や空調...節電強化 近鉄・阪神・山陽・神鉄が来月から(産経関西)
列車内でも日中の時間帯は消灯する。近鉄は車内の冷房温度を例年より高めに設定し、近鉄、山陽、神鉄は全車両を弱冷房車とする。
IHクッキングヒーターをカセットコンロに置き換えるなど、代替エネルギー手段が確保できないものは、エネルギー使用量自体を下ざるをえません。

その点、近所を走っているJR姫新線はディーゼル車両なので、直接的な影響がありません。山陽電鉄は電動車両しかないからディーゼル車両を走らせるというわけにもいかないでしょう。

JRの特急は、電化区間しか走らない関空特急なども、「はまかぜ」のようなディーゼル特急に替えたらいいのではないでしょうか。

鉄道の電化や電鉄会社設立の経緯には、「電力会社が電気を使ってもらうため」という動機がまま見受けられます。

昨年のブログに、高速化しないのに電化した小浜線(福井の原発銀座の近く)や、山陽電鉄を経営していたのが昔は関西電力の前身の会社だったことを書きました。

「ディーゼル車より電車のほうが偉い」「電化されてない鉄道は遅れている」といった先入観を捨てると、エネルギー多様化の必然性が見えてきます。

参考
桁違いに消費電力が大きい家電(372log@姫路)
姫新線を世界最先端にする秘訣(372log@姫路)
  

Posted by miki at 00:00Comments(6)鉄道