2011年06月11日

「15%節電」のための前提条件

パナソニック電工SUNX竜野ホームページより

関西でも、来月から15%節電する必要があります。

関電が正式発表「15%節電」 家庭・企業に一律要請…来月から(YOMIURI ONLINE)
夏場の電力不足を回避するため、関西電力は10日、電力を供給する全顧客に、7月から一律15%程度の節電要請を行うと発表した。
これまで関電依存、原子力依存してきたツケが一気に回ってきます。
それでも東日本のように、自然災害で突如として停電することに比べれば、ずいぶん恵まれてますが。

そもそも15%節電といっても、毎年何月にどういう使用用途でどれだけ電力を消費しているかがわからなければ、やみくもな節電対策しかできません。
さらに、節電できたかどうかも1ヵ月後に請求されてからしかわかりません。(それじゃピークは済んでます)

しかし、リアルタイムに何にどれだけ電気を使っているかがわかれば、都度対策し、その結果を確認するという効果的な対応が可能。

パナソニック電工SUNX竜野播磨たつの市)では、工場まるごと電力監視できるシステムを導入しています。

電力の見える化、使用事例のご紹介(パナソニック電工SUNX竜野)

今後、電力料金の高騰や脱電力会社に向かうにしても、正しく現状を認識することは、今夏対策という以上の意味を持つような気がします。

参考
関電、節電要請 県、先駆けて呼びかけ 兵庫(MSN産経ニュース)- 要請を受けた県環境政策課は「真夏の15%節電は要請に先駆けて打ち出しており、上積みは考えていない」とすずしい顔。(記事より)
関電:15%節電要請 橋下・大阪府知事、協力を拒否(毎日jp) - (節電を強調して)原発の必要性を訴えようという意図を感じる」と不快感を示した。(記事より) ← 仮にそうだとしても、逆に15%節電を達成して原発の不要さを主張してもいいのではないでしょうか。
電力値上げは脱電力会社のチャンス(372log@姫路)
  

Posted by miki at 08:53Comments(4)企業