2011年05月01日

日本は円高でも得をする?

821SCサムスン

長男は今春から中学校に進学しましたが、相変わらず毎日小学生新聞を読んでいます。
先日、経済ジャーナリストの北村龍行さんが書かれた記事が目に留まりました。

円高でも得をする日本経済(毎日小学生新聞)
アメリカへの輸出が減って、アジアの国々への輸出が増えたために、様子が変わってきた。アジアの国々との貿易では、どるではなく、円で払う、円で受け取る約束(円建て)が増えたからだ。
北村さんの記事は概ね以下のような内容です。

1 従来、日本の会社はドル建てが多かった。
2 すると輸入で得をして輸出で損をする。日本は黒字なので、全体としては損をする。
3 最近はアジアとの取引つまり円建てが増えたので、円高による損得はない。
4 「円高になると損になる」状態 → 「円高になっても損得のない状態」 に変った。
  つまり、以前よりも円高で得をする経済になった。

現実には、アジアの新興国が日本から輸入をする際、円高になればなかなか買えないので、日本以外から買うというような行動があるでしょう。
ただ、従来よりも円高そのものに対する直接的な影響が減ってきているという面はあるかもしれません。

円高であれなんであれ、結局日本から買わざるを得ない、どんなに高くたって日本の製品を買いたいと思われるかどうかが命運の分かれ道です。
ちなみに我が家に携帯電話は3台あるのですが、国産の携帯は壊れ、3台ともみんな韓国サムスン製になりました。

参考
小学生新聞と朝鮮日報が面白い理由(372log@姫路)
韓国は日本の大得意先(372log@姫路)
  

Posted by miki at 00:00Comments(2)社会