2011年01月17日

大河ドラマ・江は、姫路に住んでいた千姫のお母さん

ひめじ千姫ものがたり(姫路市)

人物相関図(NHK)にもありますが、今年のNHK大河ドラマ・主役の江(ごう)は、千姫のお母さんにあたる人です。

千姫は7歳の時、豊臣秀頼と結婚しますが、19歳の時、旦那と死別(大阪夏の陣)。翌年、本多忠刻と再婚、旦那が亡くなるまでの10年間、姫路城で暮らしました。

040930 姫路東高での講演録(ちゃぴいど記念館)
皆さんのすぐ側にある姫路城ですが。
なんでこんな、まあ言えば関東や大阪や京都から離れた場所に、あんなでかい、一番いい城ができることになったか、不思議だと思いませんか?
西の守りを固める必要があった、というのは1つの理由でしょうが、それだけではあんなでかい、しかも一番いい城を造る理由にはならなかったと思います。
なんでか分かりますか?
姫路城を作ったのは、嫁さんの実家パワーなんですよ。
池田輝政の奥さんは徳川家康の娘なんですが、家康はこの子がお気に入りだったんですね。
この時に52万石。
家康は自分の子や孫をけっこう露骨に差別したと言われていますが、姫路の場合は、孫たちの領地をあわせると実質100万石くらいのものをもらった。
次いで、池田氏が鳥取に行ってからは、本多忠政ですが、この人の奥さんも家康の孫ですね。
この時に15万石。
その子供が豊臣秀頼の未亡人である千姫と結婚した訳ですね。
で、その時には結納変わりに、10万石。
西の丸とか三の丸というのはそれで作らたんですね。
千姫が姫路城に嫁いでくるというので姫路城内に御殿ができてしまった。その面影を知ることができるのが、姫路城西の丸御殿。

というわけで、NHK大河の波に乗ろうと、姫路観光関係者も必死です。

『ひめじ千姫ものがたり』 開催中!(姫路観光コンベンションビューロー)
徳川家康の子・秀忠織田信長の姪・江(NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」のヒロイン)との間に生まれた千姫。
わずか7歳の政略結婚で豊臣家に嫁ぎますが、大坂夏の陣で夫・豊臣秀頼と死別。傷心の千姫が出会ったのが、のちの姫路城主・本田忠政の子・忠刻です。
当時としては異例の恋愛結婚を実現し、最も幸せな時期を姫路城で過ごしたといわれます。天下争乱の時代、愛に生きた千姫の生涯を辿ってみませんか。
姫路城は天守閣こそ修理中で登閣は3月末まで無理(3月末からは修理見学施設への入場が可能)ですが、西の丸御殿に入ることは現在も可能です。

参考
上野樹里さん、来年の大河ドラマ・主演決定(372log@姫路) - 主演の上野樹里は、播磨加古川出身。
姫路城大天守保存修理期間中の観光について(姫路市) - 「天空の白鷺」のオープンに併せて平成23年3月26日(土)から大天守内部の公開を一部再開する予定です。(記事より)
  

Posted by miki at 00:00Comments(0)歴史