2010年09月18日

現在の科学を根本から変革。X線自由電子レーザーほぼ完成

X線自由電子レーザー計画合同推進本部播磨佐用町

スプリング8で、X線自由電子レーザー(XFEL)施設がほぼ完成したとして、公開されました。

「スプリング8」に新施設 医薬品開発などに期待(神戸新聞)
XFELは光特有の性質を利用し、瞬間的に明るいエックス線を発生させる。長年、技術的に実現が困難な「夢の光」とされてきたが、昨年4月にアメリカで開発に成功しており、完成すれば世界で2例目となる。
昨年、事業仕分けされそうになったので、PRの意味もあるのでしょうね。

XFELは何に役立つの?(X線自由電子レーザー計画合同推進本部)
XFELは、これまでにない非常に強い光で、超高速のパルス光であるという利点があります。 原子や分子といった極めて微細なものが、非常に速く変化する様子をコマ送りのように詳しく連続的に観察することが期待されています。
(中略)
現在の科学では「反応前」と「反応後」しか観察できない反応も、「反応中」の物質を直接観察できると考えられています。
現在の科学は、野球中継で、ピッチャーの投球とキャッチャーの捕球しか見せないようなもの。やはり打者がバットを振る瞬間を見たいですよね。
X線自由電子レーザー(XFEL)は、やっと打者がバットを振る瞬間を見せましょうということです。すごい、偉い!画期的。
よっ世界一!

参考
着実・効率的に実施。SPring-8の優先度判定(372log@姫路)
SPring-8の予算削減、海外科学雑誌でも疑問の声(372log@姫路)
  

Posted by miki at 00:00Comments(0)科学