2010年07月26日

将棋の潜在力。世界競技の可能性

毎日新聞神戸ビル(神戸市

昨年に続いて毎年神戸で開催される第13回谷川杯争奪小学生将棋大会に行きました。

将棋:谷川杯争奪小学生大会 森本さんV、井澤さん準V /兵庫(毎日jp)
ちびっ子棋士が日ごろ培った実力を競う「第13回谷川杯争奪小学生将棋大会」(毎日新聞神戸支局主催、日本将棋連盟、神戸市、市教委後援、UCC上島珈琲協賛、ライナー企画、高級京呉服てつや協力)が24日、神戸市中央区の毎日新聞神戸ビルであった。県内外から集まった小学生57人が高らかに駒音を響かせ、夏休みの思い出を作った。
小学生と言っても、この大会は、遠方からも来ているだけあってかなり強い子もいます。次男が対戦した子は二段とか。

小学生将棋ですが、再来月からは、オンライン将棋スクールもできるみたいです。

ネットでプロに教わり初段を目指せ!――小学生向け「日本将棋連盟オンライン将棋スクール」9月開講(ITmedia Games)
セガと日本将棋連盟は、小学生を対象にインターネットを通じて将棋を学ぶことができる「日本将棋連盟オンライン将棋スクール」を共同開発した。講座は9月より開講予定。
(中略)
受講の申し込みは公式サイトより行い、7級レベルの棋力判定テストに合格すると受講可能となり、初段レベルに達した段階で卒業となる。
日本の将棋はチェス中国将棋(シャンチー)と違って、取った駒を味方につけることができる点が面白いですね。この面白さは、世界的にも受け入れられると思うのですが、どうなのでしょう。

進む将棋の国際化・持ち駒ルールに高い評価(NIKKEI 将棋王国)
囲碁に比べ大幅に遅れていた将棋の国際化が進んでいる。特に中国への普及がめざましい。日本固有の持ち駒(ごま)というルールが、知的で複雑なゲームと評価され、海外から将棋のプロ棋士が誕生する可能性も出てきた。
(中略)
将棋普及が本格化したのは90年代後半から。しかし、その短期間に上海では、将棋人口は早くも3万人に達した。
(中略)
これまで囲碁に比べて国際化への取り組みが遅れていたのは、取った駒を再利用する将棋独特の持ち駒ルールのためだ。持ち駒制は中国のシャンチーやチェスをはじめとする海外の将棋にはないルールで、日本人にしか通用しないと思われていた。しかし海外の将棋事情に詳しい上田友彦昭和女子大教授は「将棋を指させてみると、外国人が一番興味を示すのは、持ち駒のルール」と指摘する。変化が複雑多岐になり、引き分けが少なくなるからだ。
うちの子供は、最初、ハリーポッターの影響でチェスに興味を持ったのですが、周りにチェスに詳しい相手がいなかったため、次第に将棋に興味が移っていきました。
当初、私も子どもの付き合いでチェスのルールを覚えたのですが、引き分けが多いのにはゲンナリしました。

これまで国際化が遅れていた将棋ですが、実は潜在能力が大きく、将来が楽しみな気がします。

参考
谷川九段と対局。谷川杯争奪小学生将棋大会(372log@姫路)
  

Posted by miki at 00:00Comments(0)子ども