2009年09月13日

高速道路値下げ影響?1億円の金塊

淡路市

世の中には不思議なことを考えている人たちがいるのだなぁと思います。

1億円金塊、現金化? 淡路市、高速道値下げ影響(神戸新聞)
高速道路の一律千円値下げで淡路島を素通りする観光客が増加したうえ、民主政権誕生で無料化の動きが加速したため、観光客を呼び込む効果があるのか協議する。
(中略)
同公園の入場者数は92年ごろまで1日2000人を超えていたが、現在は100人程度に激減。市は高速料金の無料化で観光客数がさらに減少すると予測し、財政難もあって見直すことにした。
別に高速道路料金の「値下げ」という行為が淡路島素通りを増やしたわけではないでしょう。

どこまで行っても「1回」1000円という料金体系だから素通りするのであって、乗り降り自由で1日1000円だったら、通過する交通量が増えているのだから、むしろ観光客は増えるはず。問題なのは寄り道しにくい料金体系のほうです。

金塊が展示されている静の里公園は、淡路島を縦断する神戸淡路鳴門自動車道津名一宮ICから10分という便利さ。
料金体系が変わるだけで、目の前をものすごくたくさんの観光予備軍が通り過ぎる状況に変わります。

そして、民主党の高速道路無料化では、この待ちに待った「乗り降り自由」がスタートする。目の前の大きなチャンスをみすみす逃して、もうやめようかなんて、なんて的外れな検討をしているのか。
高速道路無料化の意味がわかっていない典型例ですね。

来たるべき中国山陽自動車道の無料化に備え、「どうやったら姫路に寄り道してもらえるか」を必死で考える必要があるように思います。無料化と言うのは、同時に「乗り降り自由の開始スタート」なのです。ビッグチャンス到来です。

参考
民主党、高速道路無料化へ「党高速道路政策大綱」発表(372log@姫路) - 上限料金方式では生活道路として気軽に使うというより(寄り道をしない)長距離ドライブ向きです。例えば市街地を抜けるためのバイパスの代わりにはなりません。また、乗り降りすれば追加料金がかかるのですから、高速道路会社関連のSA、PAは繁盛しますが、目的地以外の沿道が活性化するわけでもありません。(ブログより)

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Posted by miki at 00:00Comments(2)観光