2009年08月06日

新大阪-関空、リニアで10分台。建設費は3000億円から

上海トランスラピッド

新大阪-関空リニアで10分台で結ぼうという検討が始まりました。

新大阪―関空、リニアで10分…橋下知事構想策定を指示(YOMIURI ONLINE)
橋下知事は府職員向けの講演で、上海の中心部と空港がリニアモーターカーで結ばれていることに触れ、「担当者にリニアの費用を調査させると、(大阪中心部と関空間で)6千何百億円、単線なら3000億~4000億円ぐらいという。それなら、検討してほしい」と述べた。
によると、新大阪―関空間がリニアモーターカーで結ばれれば、JRの所要時間は現在の約50分から10分台に短縮されるという。
日本でリニアというとJR東海の東京-大阪間を結ぶ次世代プロジェクトという印象が強い。しかし、世界に目を向けると、短距離ランナーとして、例えば5年以上前から上海空港と都心を結ぶ空港アクセス路線として営業しています。

世界最速!時速430キロの高速列車(372log@姫路)
上海トランスラピッドは、上海浦東国際空港のアクセス鉄道として世界初の営業運転を行った磁気浮上高速鉄道路線。浦東国際空港駅と上海市郊外の龍陽路駅の間、30キロを7分で結びます。
これ、ドイツの技術なのですが、東京-大阪間を走り続ける技術はなくて、短距離だから耐えられるのですね。

2年前、上海トランスラピッドに乗ったのですが、最高速度付近は少し揺れるものの、時間が短いこともあって、実験線での「ひとときのリニア体験」という感じ。
新大阪-関空がリニアで結ばれるなら日本を訪れる観光路線としても意味がある気がします。

ドイツの技術ではなく、できればJR東海の技術で、JR東海の新大阪駅のホームに乗り入れてもらって、姫路へはホーム乗り換えと行きたいところです。
通常JRグループは、空港アクセスに消極的ですが、国内路線としてはほとんど競争力のない関西空港なら、話に乗ってくるかもしれません。現に特急「はるか」を走らせています。

国内でドイツの技術でリニア走らされたりしたら、国内外への印象も悪いですしね。

参考
16年度の技術確立にめど リニア開発で国交省評価委(山梨日日新聞)
期待が大きい関西空港(372log@姫路) - 姫路から新大阪まで新幹線で30分で行けますが、新大阪から関西空港までは1時間。これが、30分に短縮されれば、1時間+乗り換え時間で姫路から関空まで行くことができます。(ブログより) ← これに習えば、関空リニアができれば、40数分+乗り換え時間で姫路から関空まで行くことができる?(かも)

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Posted by miki at 00:00Comments(4)交通