2009年04月10日

韓国料理が世界にデビュー。政府が推進プロジェクト

ソウル・仁寺洞(インサドン)

韓国政府は、韓国料理を世界に広めるプロジェクトを始めようとしています。

韓国料理の世界化プロジェクト、政府が推進(朝鮮日報)
農林部は6日、2017年までに韓国料理を「世界5大料理」に育てることを目標にした、「韓国料理の世界化プロジェクト」の推進計画を発表した。その中には「スター韓国料理店プロジェクト」も含まれている。
(中略)
このほか韓国料理の世界化プロジェクトには、「高級韓国料理店ストリート」を作り、フランスの有名な料理学校「ル・コルドン・ブルー」などに韓国料理講座を新設する案を推進するという内容も含まれている。
韓国料理を2017年に世界5大料理に、推進戦略発表(Yahoo!ニュース)
世界進出に向けては、韓国料理の機能性と商品性を向上させる技術を開発するため、上半期中に食品産業研究開発(R&D)中長期計画を立て、キムチや塩辛などの発酵食品や伝統酒が世界で受け入れられるよう味の開発に取り組む。また、食堂の高級化と安全性強化で韓国料理のイメージアップを図ったり、外国人が好む代表的なメニューの調理法を標準化、普及させ理解度を深める。
非常に意欲的な内容だし、韓国料理はその素養が大いにあると思います。

今年の1月、姫路経済新聞に、姫路の韓国料理店が紹介されていました。

体が温まる「薬膳サムゲタン」-姫路の韓国家庭料理店が提供開始(姫路経済新聞)
「姫路には高級な韓国料理や、韓国人がおいしいと認める店はいくつもあるが、日本人がおいしいと感じる韓国料理店はまだまだ少ない。小さいころから日本で韓国料理を食べて育った経験もあり、自分なら、より日本人が楽しめる本場の韓国料理を提供できるのではないかと思い開業した。」と辛さん。
味もさることながら、韓国料理をいただくと、ホコホコして体にいいような気がします。何となく東洋医学に通じる、体を快調にする方向に向かうような。

大韓航空の機内雑誌に、韓国料理の特集があり、「究極の食事は体の調子を良くする事」という意味のことが書いてありました。単に美味しいとか「健康食」と言って終わってしまうのでなく、食事をする意味とか、そういう薀蓄(うんちく)を理解されるよう努力すれば、世界化も夢ではないのではと思わされました。

参考
「韓食グローバル化の初期には政府戦略・支援重要」(中央日報) - 「1970年代、金浦(キンポ)空港に初めて降りた時、鼻を刺すようなきついにおいがしたことを覚えている。いま仁川(インチョン)空港に到着すると、この国があの時の国かと信じられないほど韓国は発展した。今は韓国料理が世界に進出していく時だ」(記事より)

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Posted by miki at 00:00Comments(9)食べ物