2009年02月14日

訪日中国人が3割増える?観光ビザ緩和へ



円高にも関わらず、依然として中国人観光客が日本に押し寄せていますが、さらに増えそうです。

中国人観光ビザ、個人にも=富裕層対象に検討-政府(時事ドットコム)
政府は10日、日本を訪れる中国人旅行者に発給する観光ビザを個人にも拡大する方向で検討に入った。従来の家族・団体旅行に加え、添乗員の同行を義務付けない個人旅行を富裕層に限定して受け入れる。
中国の人民網もこれを記事にしています。

中国人観光ビザの発給が緩和 日本旅行が多元化へ(人民網)
上海の旅行社によると、個人観光ビザ政策が緩和されれば、日本ツアーの観光客数は30%以上増えるとみられる。日本ツアーは現在、6日間の旅が主流で、短期間でも4、5日のものが多い。ビザ発給の緩和後は、週末を使った2泊3日の旅なども打ち出される見込みだ。
6日間の旅ならいざ知らず、週末旅行なら国際空港から遠い姫路は関係ないかなと思うのですが、こんな話もあります。
日本旅行の主流は「6日間の旅」で、一部には4、5日のものもある。そのほとんどは、初めて日本を旅行する人を対象にスケジュールが組まれている。「大阪・東京6日間の旅」や「北海道・東京6日間の旅」などの中心的ツアーは、スケジュールが整っているというメリットはあるものの、新鮮さを欠く。特定の観光スポットや地方文化に興味があっても、それ以上の見物はできない状態で、観光客の個別のニーズを満足することはできなかった。
日本人でも、中国に初めて旅行に行くならとりあえず上海や北京を、韓国ならソウルに行って見ようと思う人が多い。でも、2回目3回目となると、もう少し地方も行ってみようとか考える人もいるでしょう。
「前に東京と大阪は行ったから、今度は違うところも行ってみたい」というニーズに合えば、今まで以上に姫路にもチャンスがあろうかというものです。

主要国別外国人旅行者の特性(日本政府観光局)
日本と中国の文化は似ているという印象が強いため、特徴のあまりない神社・仏閣などには興味を示しません。中国と日本とは、似ているようでも違うことをアピールする必要があります。
中国の都を真似て造った京都や奈良の神社仏閣と異なり、日本風の城郭というのは違いを主張できるんじゃないでしょうか。

P.S.
最近、小泉元首相麻生さんに因縁つけてます。小泉さんはリーダーシップがあったけど、麻生さんは何にもやらないという人がいますが、こと訪日観光政策に関して言えば、常に靖国問題でもめ続けていた小泉さんより、よほど麻生さんのほうがマシだということは言えますね。
麻生さんの外遊について、マスコミはあまり大きく取り上げませんが、意外(?)な人がダボス会議での演説を評価しています。

竹中平蔵 ダボス会議報告(動画) 「評価された麻生首相の反保護主義演説」(ダイヤモンド・オンライン)
参加者たちの様子は新聞報道にあるような悲観一色ではなく、また反保護主義を打ち出した麻生首相の演説も高く評価されていたという。
たとえ国内で多少漢字を間違えても、日本を代表して海外で評価されるスピーチを堂々とできる首相だという認識は国民として必要です。

それにしても小泉さんは何を焦っているんでしょうか。このあたりの引用をよく見ますが、どうなのでしょうかね。

参考
海外旅行先、半数は韓国。減少する訪日外国人(372log@姫路) - 読売の記事によると、姫路城への外国人観光客は増えていて、英語圏や台湾、韓国が目立つそうです。中国が少ないのが発給ビザの制限のためならこれから増えるかもしれません。
日本のお城はなぜ朝鮮や中国のお城と同じ様なものにならなかったのですか?(Yahoo!知恵袋)
浦項市、日本人観光客誘致で起死回生図る(朝鮮日報) - 「来月1日から、浦項市に1泊2日以上滞在する日本人観光客を、年末までに1万人誘致するという目標を立てている。(記事より) ← 姫路市も国任せでなくて、中国人誘致に数値目標を掲げるべき。
「かんぽの宿」譲渡契約白紙、日本郵政社長が総務相に正式伝達(NIKKEI NET)
逆郵政政局か、小泉元総理再登場 (保坂展人のどこどこ日記) - 次男を四代目の世襲後継者として決めて引退を表明したはずの元総理がいきりたつのは何か理由があるのに違いない。「かんぽの宿」問題が燃え広がって、「郵政民営化の見直し」につながっていくのを、何とかして阻止しようという思いが先走っているのか、現在の風潮が「小泉内閣」当時とはまるで違っていることに気がついてないらしい。(ブログより)
小泉発言とかんぽの宿疑惑(狼魔人日記) - 小泉元首相は「定額給付金」にも反対の意向を示したが、これが今頃頓挫したら国民の恨みは小泉元首相に集中する。国民はマスコミが誘導するような「給付金反対」ではなく、期待して待っているのだ。民主党も定額給付金が支給されたら麻生政権の支持率が上がるのは百も承知だから必死で反対しているが、ことここに至って廃案にしたらトゥーレイト(厚生労働大臣)である。(ブログより)
森元首相が麻生首相擁護 「郵政見直しけしからんは北朝鮮と同じ」(MSN産経ニュース) - 民営化が本当に正しいと思った国会議員は小泉純一郎元首相だけだった。民営化で不都合がいろいろと起きており、麻生首相が一生懸命に見直しに取り組もうとしている熱意は買ってあげなければいけない。(記事より)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)観光