2009年01月19日

台湾で消費券ブーム。定額給付金成功への秘策



日本に先行する形で、台湾でも国民全員に1万円の「消費券」が配布されました。

台湾、1万円の「消費券」配布 景気浮揚へ全住民に(西日本新聞)
日本で1999年に発行された地域振興券や2008年度第2次補正予算案の目玉である定額給付金に似ているが、景気浮揚効果を欠くと不人気の日本の措置と比べ台湾住民の評判は総じて良く、明暗を分けた形となった。
消費券は馬英九政権が掲げる景気刺激策の柱。
日本ではマスコミが懐疑的な報道をしたこともあったのか不人気な政策給付ですが、台湾では好評だと共同通信は報じています。
自国がやることは批判的に、他国がやることは好意的に報じる傾向があるように思いますが、せっかく貰うのですから、有効に利用したいものです。

それにしても、どうせ配るならもっとさっさと配れなかったのでしょうか。台湾では旧正月に間に合ったのが消費につながりやすかったという見方もあるようです。

さもしい給付金(愛媛新聞)
政策給付は海外では珍しくない。未曾有の世界不況で、ドイツも金券を配る方向だ。オーストラリアはクリスマス前、中低所得者層に向けて支援金を出した。フランスやイタリアも現金方式だ。
国内総生産への貢献は小さいと認めつつも、各国は時機を逃してない。
いまや世界各国で配布されている政策給付金ですが、日本の最大の特徴は、配るんだか配らないんだか、ああだこうだと言って、もったいぶって配らないこと。

思いつきでも何でも、ああだこうだ言われる前に、せめて年内に配り終えたかったですね、麻生さん。しかし、まだ諦めてはいけません。

台湾は消費券ブーム(台湾ふたりぐらし日記)
テレビのCMや街の広告でも消費券の宣伝がすごいですね。
景気浮揚効果は、配り方とか雰囲気のつくりかたにも左右されます。今からでも遅くないから、景気浮揚効果が発揮できるように持って行って欲しい。せっかくの2兆円を活かすも殺すも配り方しだい。1人30万円配れと太田総理が言ってたけど、金額だけの問題じゃないと思います。

いろいろ考えたんだけど、定額給付金のテレビCMは、やっぱりこの人しかいないでしょう。
それは・・・ジャパネットたかた高田社長

麻生さんどう思います?

参考
もったいぶるな、さっさとくれ(372log@姫路)
台湾で景気刺激策として「消費券」1万円分を全員に配布 市民は歓迎ムード(FNN) - 繁華街の店頭には、「消費券を使えば割引をします」といった宣伝文句が、至るところに並んでいるほか、メディアも実施前から大きく取り上げ、雰囲気を盛り上げている。(記事より)
【中国時報】ブライダル業界、値下げ合戦過熱(琉球新報) - 最も安い店では、政府が景気対策に支給した消費券2人分で、結婚式だけでなく、花嫁が結婚後実家にあいさつに行く「帰寧」の際のドレスも提供するなど、値下げ合戦が過熱している。(記事より)
杭州市、住民に1億元分の消費券給付(北京週報) - 浙江省杭州市は15日、財政から1億元を拠出して、最低生活保障世帯や経済的に困難な家庭、企業の退職者、小中学生ら50万人に消費券を給付する意向を発表した。(記事より)
定額給付金のどこがいけないのか?(almond51's blog)
No.574 定額給付金批判に反論する(遠山清彦のメールマガジン) - 世論調査で定額給付金を評価しないという結果が7割を超えているという事実をどうとらえるか、という問題です。私は多くの国民のみなさんがマスコミ報道(特にテレビ報道)にかなり影響されて、ネガティブな評価を下していると思います。私自身がみても、とにかくひどい批判キャンペーンが毎日のようにテレビ番組で行われてきており、「これだけテレビで悪く言っているのだから、悪い政策だろう」と思うのは仕方がないほどです。(記事より) ← 定額給付金の評価がマスコミに低い理由は、麻生さんがやろうとしている政策だからでしょう。マスコミは弱いものいじめが好きですからね。まして相手が首相だと、なんとなく「俺たちはジャーナリズムだ」という陶酔に浸れる。

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Posted by miki at 00:00Comments(4)ショッピング