2009年01月14日

もったいぶるな、さっさとくれ



定額給付金で何でこんなに盛り上がるのか、よくわかりません。

給付金に反対63% 内閣支持19% 朝日新聞世論調査(asahi.com)
朝日新聞社が10、11の両日実施した全国世論調査(電話)によると、政府が補正予算案に盛り込んだ総額2兆円の定額給付金について、「やめた方がよい」が63%に達し、「政府の方針どおり配った方がよい」の28%を大きく上回った。
増税だと文句言うのに、減税、しかも税金納めてない人にまで払い戻しするというのに、なんでそんなに大騒ぎして反対するのか。大騒ぎしてるのはマスコミだけだと思ったら、政治家まで大騒ぎ。中には定額給付金を撤回しないからとかなんとか言って、自分の所属する政党を離党する人まで。

渡辺喜美氏が離党届を提出(asahi.com)
自民党渡辺喜美・元行革担当相は13日午後、自民党に離党届を提出した。麻生首相に求めていた定額給付金の撤回や、早期の衆院解散・総選挙などが受け入れられなかったとして、定額給付金を含む第2次補正予算案が衆院本会議で同日夜に採決されるのを前に、離党に踏み切ることとした。
思想信条が相容れないというならともかく、こんなことで離党するなんてどうかしてるんじゃないでしょうか。

他の議員も、国会質問で「総理は定額給付金を受け取るつもりか」とか。くだらない質問すんなよ。

誰だってもらえるものは嬉しい 定額給付金の国民への「還元」を妨げる愚(週刊・上杉隆)
いくら杜撰であろうと、給付金は結果、国民の懐を潤す政策である。渡辺元大臣は「定額給付金の反対を国民運動に盛り上げていきたい」というが、それはあまりにナンセンスな見解だ。「私に1万2千円をくれるな」という運動を起こす人間がいったい日本のどこにいるのか。もらえるものはもらうというのが人情ではないか。
さらにいえば、そもそも政府がもったいぶって支給するという今回の定額給付金の原資は私たちの税金である。それは国有財産でもなければ、ましてや麻生首相の個人資産でもない。国に預けた自分たちの「資産」が少し戻ってくるだけなのだ。
粛々ともらえるものはもらって、来るべき消費税増税までとって置こうというならそれもよし、景気対策に協力しようと派手に使うならそれもよし。そんな大騒ぎするようなことじゃないでしょう。

世界はどう見るんでしょう。「さすが経済大国日本、お金をあげるというのにいらないという人がたくさんいるとは」「日本は平和な国なんですね。よほど他に困った問題がないんでしょうね」とか思われるんじゃないでしょうか。

参考
給付金で「GDP、0.15%アップ」 内閣府試算(asahi.com)
定額給付金:佐世保市、1割増しの地域クーポン券導入へ(毎日jp) - 渡し方に工夫すれば地域振興券にもなる。
渡辺元行革相離党…3つの「?」 「ピエロ」か「英断」か(MSN産経ニュース) - 何がしたいんだか。


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Posted by miki at 00:18Comments(13)政治