2008年11月20日

航空運賃世界屈指、日本の空が「当たり前」に変わる

格安航空・サウスウェスト航空

旅行業界は今、「韓国特需」に沸いているようです。

円高ウォン安で韓国旅行特需(OBSニュースライン)
円高ウォン安傾向で、輸出関連企業にとっては大きな打撃となっていますが、その一方で日本から韓国への旅行者は急増しています。
(中略)
景気の悪化や燃油サーチャージの高騰などで、海外旅行への客足が鈍る中、韓国への旅行者の伸びは好調。
旅行業界では「韓国特需」と呼ぶほどです。
韓国は円高ウォン安ということもありますが、距離が近いことから燃油サーチャージの負担が低いということもあると思います。人の移動を妨げているのは、燃油サーチャージを含めた航空運賃の高さなんですね。

しかし来年以降、欧米で定着し、アジアを席巻している格安航空会社が日本にも本格参入し、事態は一変する可能性が高まってきました。先月のブログにも書いた、アジアの格安航空会社の話題ですが、NIKKEI NETでも取り上げています。

2000円で海外!格安航空の衝撃(NIKEI NET)
格安航空会社でアジア最大手のエア・アジア(マレーシア)が2009年にも日本に進出する(注:エア・アジアは9月18日、2009年に日本路線に参入する意向を表明した。グループ会社で中距離専門のエア・アジアXが就航を予定)。この衝撃はまだ日本では十分理解されていないようだ。
(中略)
欧米やアジアでは格安航空は既に当たり前の存在となっていて、働き方や暮らしの前提に格安航空での行き来が織り込まれつつある。
航空運賃が世界屈指のレベルに高止まっている日本は、格安航空各社からは「バラの花園」と映っているようだ。
来年以降、日本の空も「当たり前」に変わるということでしょう。

P.S.
上記NIKKEI NETの記事に「国内での移動でも、いったん海外空港で乗り継ぐ方が安上がりになる可能性すら出てくる。札幌や福岡の間を移動する際に、札幌-ソウル、ソウル-福岡といった風に乗り換えるわけだ。」とあります。これで福岡のおばあちゃんが札幌の孫にお安く会いにいけますね。めでたしめでたし。いっそ、ソウルで待ち合わせたらどうでしょうか?
遠距離恋愛は、「ソウルでデート」というのが流行るかもしれませんね。

参考
関西空港、旅客が23便増加。円高で海外旅行は大バーゲン(372log@姫路)
ふざけるな。燃油サーチャージは即刻撤廃せよ(372log@姫路)
日本にも、格安航空本格到来の予感(372log@姫路)

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Posted by miki at 01:11Comments(0)航空