2008年08月16日

姫路経済の4割を担う姫路港。前年比4割増で過去最高

姫路港ポートセールス推進協議会

49年前に開港し、現在では国の特定重要港湾に指定されている姫路港ですが、姫路経済の4割を担っているそうです。

姫路港の経済効果(姫路港ポートセールス推進協議会)
姫路市内で1年間に行われた全ての経済活動を金額に換算すると約3.8兆円になります。  
一方、姫路港の物流産業や港を利用する製造業などが1年間に生み出す金額は約1.5兆円になります。経済活動を「仕事」と読みかえると、姫路港が生み出す仕事は、姫路市内で生じる仕事の4割相当になります。
(中略)
姫路市に居住する雇用者の所得は年間8924億円になります。一方、姫路港が生み出す産業で働く人々の所得は年間3393億円になります。姫路港に関係する雇用者所得は、姫路市に居住する雇用者の所得の4割弱に相当します。
仮に姫路港がなく、阪神港に振り返るとすると、神戸姫路間の陸送のための貨物車の台数は1万4千台。陸送で生じる時間ロスやガソリン代等により年間425億円を負担し、二酸化炭素を4万t近く排出してしまいます。
需要のあるところに港でも空港でも造らないと、経済的にも環境的にも成り立っていかないのですね。

さて、鉄鋼や化学などの活発な姫路の経済活動を支える姫路港の今年の状況はどうなっているのでしょうか。

輸出入総額4割増 上半期の姫路港(神戸新聞)
姫路港の二〇〇八年上半期(一-六月)の輸出入総額が、三千八百十六億五千八百万円(前年同期比41・2%増)に上り、一九五九年の開港以来、過去最高を記録したことが、姫路税関支署の貿易概況のまとめで分かった。
前年比4割増で、49年前の開港以来最高。今後は液晶パネル関連需要もあるでしょうから、益々増えていくでしょう。仮に播磨臨海道路をのんびり造っていても間に合うはずもないし、陸送して貨物車をどんどん増やすことが許されるような社会環境でもありません。

姫路の港湾、空港整備の一層の強化が必要だと思います。需要のあるところでできる限り処理すべきでしょう。

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Posted by miki at 00:00Comments(6)社会