2008年07月05日

野口英世で買えたらあかんやろ。でも財務省は認可



入手が面倒と不評のTASPOに対し、手ぶらで買えると人気がでてきた顔認証たばこ自販機に、雑誌の写真でも買えてしまう欠陥が見つかりましたが、雑誌すら準備する必要がないことがわかりました。

おそまつ!「英世」で買えたよ…成人識別たばこ自販機(MSN産経ニュース)
雑誌の顔写真をかざせば成人識別され、たばこが買える欠陥が発覚したばかりの顔認証型の自動販売機に、新たな問題が浮上した。お札の肖像でも買えてしまうのだ。所管官庁の財務省は「初耳だ。事実なら大問題」と驚き、メーカーに問題点を伝えた。
いくらなんでも、今から使おうと手に持っている紙幣をカメラに向けると子供でも買えてしまうというのでは、意味がありません。

ところが、もっと驚いたことに、昨日、財務省はこの顔認証型成人識別自動販売機を認可したのです。

たばこ自販機、「顔認証」で成人識別 財務省が認定(asahi.com)
未成年が大人の顔写真を掲げても認証してしまう不備があったが、ソフトの改良を条件に認めた。
ソフトの改良が条件とのことながら、財務省もあっさり認めたんですね。ソフトの改良って、そんなに簡単にいくのかどうか、よくわかりませんが、スポーツ誌のネタに延々されて、さらなるソフトのバージョンアップが繰り返されたりしないのでしょうか。まぁ世界最大のソフト会社も毎月バージョンアップしてるわけですが・・。
メーカーは「開発済みの新バージョンなら写真、ポスターは100%排除するので大丈夫です。お札も同様」と自身満々のようです。以前、本物のバラとコピー写真のバラを並べて写真の美しさを強調するテレビCMがありましたが、人間の目はごまかせても、機械の目はごまかせないよと言うことなんでしょうかね。

それにしても、ここに来て財務省もずいぶん寛容になってきました。売り上げの悪いTASPO自販機で税収が落ち込みそうなので、さすがに必死になってきたのでしょう。

参考
雑誌の表紙でタバコが買える?(ひめナビブログ)
タスポ普及率、まだ22% たばこ税収に影響も?(asahi.com) - たばこ価格の6割弱はたばこ税たばこ特別税。財務省は08年度予算でこの税収を、国・地方合わせて前年度予算比3.5%減の2.2兆円とみるが、タスポ導入による販売減が進めば、さらに減る可能性がある。(記事より)

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Posted by miki at 00:03Comments(2)社会