2008年06月16日

中国でも中四国でもなく近畿。鳥取の戦略



鳥取は3000円のスイカを中東で3万円の高級果実として販売します。

「鳥取すいか」中東へ ドバイ初出荷(asahi.com)
鳥取中央農協倉吉市越殿町)は13日、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで試験販売するため、「鳥取すいか」54玉(計約600キロ)を初出荷した=写真。現地での小売価格は、輸送コストのため国内の約10倍で1玉3万円ほどになる見通し。農協関係者らは、急激な経済成長を遂げる同国には「商機あり」と強気の構えだ。
(中略)
在ドバイ日本国総領事館でホテルや貿易関係者を招き、二十世紀梨など県産品の試食会を開いたところ、高い評価を得たという。
姫路のたけのこも中東で3万円で売れないかな?

ところでこうした戦略家が揃う(?)鳥取ですが、広島が推す中国州や岡山が推す中四国州に対する当てつけなのか、近畿の仲間入りを果たしました。

鳥取県、近畿知事会に加入 道州制で広島・岡山けん制(NIKKEI NET)
鳥取県は6日、大阪市内で開いた近畿ブロック知事会議で同知事会への加入を認められた。鳥取―大阪を50分短縮する鳥取自動車道の県内区間開通を2009年度に控え、「近畿の中の鳥取県」(平井伸治知事)を訴えることで関西からの観光客や企業誘致に期待。「中国州」「中四国州」などの道州制導入に積極的な広島岡山両県をけん制する狙いもある。
鳥取も近畿州(または関西州)ということになれば、播磨は必ずしも州の西端というイメージではなくなります。京都や大阪と鳥取を結ぶ鉄道の幹線が、姫路を経由するスーパーはくとになってきたことも、姫路が近畿の西の拠点として重要性を増す要因の1つになるでしょうね。

参考
驚愕の第三セクター。智頭急行、過去最高の営業収入(ひめナビブログ)
姫路は、世界の大動脈へのアクセス拠点(ひめナビブログ) - 今後、日本海の重要性は増すことはあれ、減ることはないでしょう。

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Posted by miki at 00:00Comments(0)政治