2008年05月27日

人が歩かない、お金持ちの豊田市

姫路駅前

播磨政経懇話会で、姫路市長が講演をされたようです。

姫路市議会訪問!!(Web版ひであき日記5月22日)
どこの街も横並びで箱物をつくるなど財政が硬直化し、日本中の自治体が青息吐息の中で、姫路市(の財政)は安心できることを説明。一方でトヨタ自動車本社があり、財政力豊かな豊田市について、商店街に人が歩いていないとばっさり。(同じように豊かな)刈谷市には商店街自体がない、と(日本政策投資銀行藻谷さんばりの話をされ驚く)。
日本政策投資銀行の藻谷さんは、元来鉄道ファンと言うこともあり、全国津々浦々まで旅し、駅前商店街を自分の目で観察されたかたです。彼はよく、愛知県の刈谷市という大金持ちの都市の駅前に商店街がなくなってしまったのに対し、大して金持ちでもない長崎県佐世保市の商店街に人通りが多いことを指摘。財政的に豊かということと、駅前が賑わうということは必ずしも一致しないと述べています。

ひめナビブログでも何回か取り上げています。

デフレ時代と中心市街地
「いまどき、SC(ショッピングセンター)の中のにぎわいなら人口数万人のまちでもあるのですが、市街地がにぎわってるなんていう都会のような現象は、そうそうあるものではない。」
名古屋の雇用が減る理由
私が印象に残ったのは、新大阪の例で、「あれだけ人が往来しているのに飲み屋一つない」という言葉。
JR姫路駅ビル・不要論
昨日の講演会では、再開発により浜松の市街地は建物や道路は綺麗になったが、歩く人はいなくなり、丸井西武は早々に撤退、歴史ある松菱百貨店は潰れてしまった。いかに的外れな再開発を行ってきたかを話題にしてました。
(市長も聴講されてました)
それと・・「姫路は空港がないので遠い」とも
確かに、市長は藻谷さんの講演を聴講されておられました。

参考
人影まばらな政令指定都市(ひめナビブログ) - お金をかけて駅前を整備したら、歩く人がいなくなった浜松。街づくりは難しいですね。
播磨政経懇話会/兵庫県測量設計協会総会(北野実活動日誌) - 駅前広場のことには多く触れませんでしたが、ひとつの方向性は決めたと言う感じの強い言葉じりもチラホラ。(ブログより)

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Posted by miki at 00:40Comments(4)社会