2008年04月20日

普及率71%の運転免許証でOK。たばこ自販機

運転免許証年齢識別装置(松村テクノロジー)

専用ICカードのtaspo(タスポ)がないと自販機でたばこが買えなくなるとテレビでも宣伝していますが、ここに来て、たばこ自販機でタスポが必ずしも不要とのニュースが報じられています。

たばこ自販機、免許証でも購入可能に(NIKKEI NET)
自動販売機でたばこを買う場合、7月からは成人かどうかの確認にICカード「taspo(タスポ)」が必要とされてきたが、財務省はこのほど、運転免許証による年齢識別でも購入を認めることにした。タスポを手に入れるには発行元の日本たばこ協会に免許証などの身分証のコピーを送るなど手間がかかり、普及が進んでいない。免許証識別装置を付けた自販機なら、タスポなしでも購入できるようになる。
(中略)
タスポの場合、JTなどのメーカーから自販機を借りている場合を除き、自販機の買い替えや大幅な改修が必要。たばこ販売店の費用が数十万円程度膨らむなどの問題があった。

ICカードリーダーなら数十万円かかって、免許証識別装置なら問題がないというのもよくわかりません。ICカードリーダーって、そんなにかかるんでしょうかね?
仕組みが違うのかもしれませんが、SONYのICカードリーダーパソリも、住基カードのリーダーも、3000円程度なので、どちらも持ってます。

いずれにしろ、多くの自販機で免許証でも買えるようになったら、わざわざICカードを申請する人はいなくなるでしょう。最近では本人確認を割と要求されるので、運転免許証を持ってると便利ですし、車社会の地方ならなおさら常時携帯しています。
運転免許で見る少子高齢化によると、運転免許取得可能な16歳以上の71%が、運転免許を取得しているそうです。

たばこ自販機、運転免許でもOKに…タスポ普及遅れで(YOMIURI ONLINE)
タスポは事前に申請が必要なため、普及率が喫煙人口の約2600万人に対して約8%にとどまっており、新たな識別装置の導入で自販機の利便性が高まりそうだ。

今回の発表を受けて、8%しか普及してないタスポには目もくれず、普及率71%の運転免許証を目指してたばこ屋さんはまっしぐらって感じでしょうね。8%のタスポ取得者でも、元々免許証を持ち歩いている人は、タスポがタンスに眠る確率が高そうです。

参考
自販機でたばこが買えない? 発行に最低2週間待ち(ひめナビブログ) - 面倒がらずに専用カード「タスポ」を取得すれば、今まで通り自販機で買えるのにと思っていたのですが、顔写真まで貼り付けて面倒な申請をしても最低2週間もかかるのですね。びっくり。(ブログより)
クレジットカードで210円払う(ひめナビブログ) - 私の場合、電子マネーICカードでもクレジットチャージします(EdyはカードリーダーPasori(パソリ)で、ICOCAみどりの窓口で)ので、クレジットカードより電子マネーICカードのほうがすべての面で有利です。(ブログより)
異変!住基カード急増(ひめナビブログ) - 家族が確定申告するので、住基カード対応リーダーを取得。
たばこ自販機は免許証でOK 「タスポ」普及進まず、財務省が認める(東京新聞) - 免許証成人識別機の写真が掲載されています。
たばこ小売販売店には行政指導も(SAFTY JAPAN) - 「タスポ」対応型はこれまでのものより2〜3割高くなり、旧型を改造すると7万円ほどかかるという。(記事より)← こちらにはタスポ対応が7万円とあります。免許証タイプより安い印象。(08.06.26 追記)

姫路菓子博2008終了日まで、あと21日

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Posted by miki at 01:14Comments(2)社会