2008年02月21日

「近大(きんだい)」が正式名称に?

近畿大学

近畿大学グループの近大姫路大学(姫路市大塩町)がまもなく開学1周年を迎えます。開学2年目を迎え、看護学部に加えて教育学部も開設するなど、総合大学への道を歩んでいますが、当初「近大姫路大学」という名称が、「頭痛が痛い」みたいな感じで語呂として違和感がありました。「〇〇大学」という形式をなしていない「首都大学東京」よりはマシですが。

「近大」というのは「近畿大学」なのですから、正式には「近畿大学姫路大学」と言うんじゃないかと連想してしまうのですね。実際は正式名称が「近大姫路大学」、英語名は「University of KinDAI Himeji」です。通称の「近大」を正式名称に付けているところが、やや胡散臭さを匂わせないでもありません。古い話で恐縮ですが、「太陽神戸三井銀行」を「太神三井銀行」(Bank of Taishin Mitsui)と表記しているようなものです。

ところが英語圏ではそうではないんだという話。

近畿大は“異常趣味”大学じゃない! 英称変更を検討(iza!)
近畿大学が英語表記をこれまでの「Kinki University」から「Kindai University」へ変更することを検討し始めた。近畿が英語で風変わりや異常趣味を意味する“kinky(キンキー)”とほぼ同じ発音で、教員が海外で研究発表する際に笑いが漏れるなど大学の威厳が損なわれかねないためだ。

近畿大学本部のほうが「Kinki」から「Kindai」に正式に名称変更を検討しています。実は近大姫路大学(University of KinDAI Himeji)のほうが威厳があって、一歩先を行っていたということなんですね。

ところで、近大姫路大学は山陽電鉄大塩駅の近所・灘地区にあるのですが(コメント参照 08.2.23 追記)、数駅隣りの妻鹿駅周辺に松下の液晶パネル工場が来るとかで、今後この周辺が活気づく可能性がでてきました。
とくに大塩周辺は地平線が見えるんじゃないかと思うぐらい塩田跡が広がっていますが、近大姫路大学とゴルフ場があるぐらいで十分活用されているとは言えません。
大塩は15分間隔で直通特急が走っていて、姫路駅までたったの10分。もっと活用できる気がします。

参考
姫路市大塩の町並(郷愁小路) - 中世にかけては汐咲そして後に塩崎と呼ばれる土地で、後に塩の生産量の増大に伴って大塩と呼ばれたとされ、塩田によって発達した集落である。(中略)明治38年に塩の専売制が始まると専売局の出先機関が置かれるなど、塩とともに歩んできた歴史を持つ。現在にも残る広大な屋敷は塩長者なのだろう。それらは自ら古い町並景観を演出し、歴史を伝える。(記事より)
近大姫路大学がクローズアップ(ひめナビブログ)
日本有数の私大グループが姫路に進出(ひめナビブログ)

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Posted by miki at 07:12Comments(4)学校