2008年02月19日

毎日新聞・志位共産党委員長の記事

志位委員長が質問。衆院予算委員会(YouTube)

昨日の毎日新聞3面に、共産党の志位和夫委員長の話題が載っていました。

ハケンと志位和夫のGJ(毎日新聞)
14日のことだ。インターネットの動画共有サイト「ニコニコ動画」に志位の国会質問(8日)の映像が投稿され、掲載から3日で書き込みが4000件を超えた。(中略)大半が賛辞。
(中略)
「粉塵、アスベストが舞う職場で、正社員は防塵用マスクを支給されたが、派遣労働者はコンビニでマスクを買うよう勧められただけ」「倉庫作業と言われて行ったら冷凍倉庫だった。軍手しか持っておらず、半日働いて両手とも凍傷になった」
日雇いハケンの過酷。法網をくぐり抜け、派遣労働に依存し続ける大企業。志位は次々に実例を挙げて「規制緩和から規制強化へ転換を」と迫り、首相は「研究会で検討する」と答えた。これが、14日発足した厚労省の有識者研究会である。

まるで共産党の広報紙・しんぶん赤旗のような記事です。ちょっと見てみようということで、ニコニコ動画を検索。どういうわけか動画が映らないのでYouTubeで鑑賞。50分間の答弁を延々聴いてしまいました。自民党戸井田徹議員の答弁の動画を30分聴いて以来です。

ある意味、いまの日本の大企業の強さ、製造業の国内回帰の秘密がよくわかる国会質問でした。志位委員長は質問の最後に、非正規雇用の拡大は「短期的に競争力が強くなるかもしれないが、長期的に持続的発展は不可能」という言葉で締めくくり、ネット上で政党を超えた広範囲の支持を得たのだと思います。

質問で「労働実態に問題があるのでは?」と指摘されたキヤノンという具体的な企業名は、毎日新聞の記事では見られず、「これも新聞広告が生命線の商業新聞の限界か?」と感じましたがどうなのでしょうか。

参考
「いざなぎ超え」でも賃金が増えない理由(ひめナビブログ) - 日本の企業は海外に出るどころか逆に国内回帰です。相対的に高賃金と言われてきた日本でも、安価で質の良い労働力が増加しているからです。(ブログより)
キヤノンの偽装請負の話が日経ビジネスに出ていました(評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」) - 一個2000万円というステッパーの非球面レンズを、請負労働者に作らせているというのは、驚きです。これで将来が大丈夫かと、キヤノンカメラのユーザーとしては心配になりますが、合理主義者の経団連会長氏は、ご自分の現役中は大丈夫だ、と見切っておられるのかも知れませんね。(ブログより)
靖国参拝を毎朝続ける国会議員(ブログより) - しかし、政治家というのはすごいと思わされる戸井田さんのビデオがあります。今年5月12日の内閣委員会での質問(衆議院TVの質問者2人目)です。聴いて感動しました。30分ものビデオなんですが、2回も聴いてしまいました。(ブログより)

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Posted by miki at 01:22Comments(2)政治