2008年01月28日

世界のサムスン。姫路の企業と環境戦略始動

サムスン電子の商品カタログ

世界の三大電機企業の一つ、サムスン電子が姫路の企業と組んで、バイオディーゼル燃料(BDF)の製造に乗り出します。

サムスン 姫路の企業とバイオ燃料事業(神戸新聞)
液晶テレビ販売で世界シェア首位の韓国の大手電機メーカー・サムスン電子と姫路の石油販売会社が四月にも、加西市内で廃食用油などを使ったバイオディーゼル燃料(BDF)の製造に乗り出す。京都議定書で認定された二酸化炭素(CO2)などの排出権取引の一環として、サムスン電子はBDF製造による温暖化ガス削減効果を自社のガス排出権として獲得する。環境に優しい生物資源(バイオマス)の普及に取り組む加西市の構想を両社が支援する形で、将来はBDFで地元の北条鉄道の車両を走らせる計画。兵庫を舞台に、世界企業の環境戦略が動きだす。

世界の三大電機企業と言われてもピンと来ないかもしれませんが、どれだけすごいかと言うと、液晶や半導体など16分野で世界シェアナンバーワン。携帯電話でも世界2位になりました。
ソニーは液晶パネルの自社開発を諦め、サムスン電子主導で設立したエス・エルシーディから購入していますし、好調ソフトバンクモバイルの薄型化を先導してきたのもサムスン製電話機です。

サムスン電子(Wikipedia)
特に半導体(DRAM、フラッシュメモリ)、ディスプレイ、デジタルメディア機器の分野で世界的な大手企業である。2006年で液晶・半導体など16の分野で世界シェアナンバーワン、2006年の単体売上高は58兆9700億ウォン(1ウォン=0.115円換算で約6兆7815億円)、単体純利益では7兆9300億ウォン (同、約9119億円)。 07年12月期決算では連結売上高が96兆1000億ウォン(同、約11兆515億円)を記録し、ヒューレット・パッカードシーメンスに次ぐ世界三大電機企業に入った。

参考
東芝、1.4兆円で2工場・フラッシュメモリーの生産能力4倍に(NIKKEI NET) - 半導体に集中投資している東芝の目標も、フラッシュメモリー首位のサムスン電子を抜くこと。
「日の丸」家電の北米戦略 格安テレビ、サムスンの壁に挑む(3/3)(MSN産経ニュース) - めまぐるしくシェア順位を入れ替える米国の薄型テレビ市場だが、昨年を通じて15%前後を押さえ、常に首位を争ったのはサムスンだけだ。米国で巨費を投じ、ソニーと比肩するほどの確固としたブランドを築いている。日本企業は「打倒サムスン」を旗印に価格や機能での差別化に加え、ブランド向上策にも力を入れる。(記事より)
バイオマスタウン構想について播磨・加西市)
使用済み天ぷら油、買います(ひめナビブログ)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)企業