2008年01月08日

池内兄弟が提示する「楽しい未来にする方法」

池内了「10才までに知りたい!なぜ?どうして? 科学のふしぎ」(小学館)

毎日小学生新聞の1月1日号に、姫路市出身の宇宙物理学者・池内了さんの記事が掲載されていました。

氏は読者に対し、「楽しい未来か、暗い未来のどちらになるかは、君たちの選択にかかっている」と言います。
(以下、記事の要約)
科学は人間を幸福にも不幸にもします。ただしそれには、科学をコントロールする力を身につける必要があります。
そのための第一歩は、毎日目にするさまざまなことについて「なぜ?」と考えること。自分で不思議を発見し、自分で理由を考え、自分で調べて確かめてみる。これが科学者の態度だし、そうすれば、科学をどう使えば私たちの幸福につながるかを判断できる力が身につくでしょう。

一方、兄で、同じく姫路市出身のドイツ文学者・池内紀さんが、最近、哲学者カント「永遠平和のために」の翻訳書を出版されました。

16歳でも読めるカントの平和論 池内紀さんが新訳(asahi.com)
常備軍は廃止されるべきだ!(安原和雄の仏教経済塾)

カントはこの書の中で「常備軍はいっさい全廃されるべきである」と述べていて、この考えは、のちに国際連合憲法9条の考えの元になったそうです。
改憲論が言われる中、正に「楽しい未来にする」ための選択がここにも提示されている気がします。

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Posted by miki at 00:00Comments(2)出身