2007年12月08日

医師不足だったり、オランウータンが暴れたり

動物園の人気者姫路市立動物園

姫路から全国ニュースが続いています。

姫路市立動物園でオランウータン暴れる、飼育員4人重軽傷(YOMIURI ONLINE)
兵庫県姫路市本町、同市立動物園で、ボルネオオランウータンの雄「コーリ」(15歳)が、獣舎内の寝室から飼育員用通路へ逃げ出した。
目撃した同園統括班長の木下一司さん(59)が大声を出したところ、木下さんを押さえつけて頭を殴るなどし、駆けつけた飼育員3人にも襲いかかり、足をかむなどした。

また、姫路の16病院から受け入れを断られて赤穂市民病院で死亡した問題ですが、単なるミスというよりは、医師不足に伴う構造的な問題だと報道されています。

19病院が救急受け入れ拒否、過去1年間で2度 姫路(asahi.com)
兵庫県姫路市で救急搬送中の男性(66)が計16病院から受け入れを断られて死亡した問題で、同市消防局がこのケース以外に過去1年間で2度、19病院に搬送を拒否されていたことがわかった。いずれも20回目の照会で市外の病院に受け入れ先が見つかり、2~3時間後に搬送された
(中略)
同消防局は、医師不足などを背景に、病院への照会や遠方の病院への搬送が増えたことなどが理由と分析。幹部の一人は「受け入れ先を探すことに救急隊員も精神的にまいってきている」と漏らす。

20回以上拒否、今年3件 兵庫・姫路の救急搬送(東京新聞)
市医師会の空地顕一副会長(51)は「医師不足で各病院が当番日以外にも専門医を当直させるのは不可能。症状の軽い患者も2次救急病院に集中してしまうため、本来の2次救急の役割を果たしにくくなっている」と話している。

姫路の人手不足は医師に限りません。姫路市の11月の主要統計が発表されていますが、9月の有効求人倍率が1.55(姫路+姫路南)になっています。姫路だけだとなんと1.74。
兵庫県平均は0.96と逆に下がっているのに、姫路だけは例外的な高さ。昨年度の平均よりも高くなっています。

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります
  

Posted by miki at 01:21Comments(0)医療