2007年11月12日

海外で、うどん・そばが人気

イトメン播磨たつの市)・二八そば

寿司や天ぷらだけでなく、米国やアジアで日本特有のめん類の人気が高まっているようです。

「うどん、そば」伸び~る輸出 神戸港から世界へ(神戸新聞)
うどん、そば、そうめんの輸出が伸びている。海外での日本食の定着を追い風に、安全で高品質なイメージから、米国などに続いてアジアで日本特有のめん類の人気が高まっているためだ。うどんなどの大供給地、近畿地方が輸出量の半分近くを担う。国内消費が頭打ちの中、海外での消費拡大に期待が高まっている。
(中略)
兵庫県乾麺協同組合(姫路市)の伊藤充弘播州乾麺PR実行委員長(イトメン社長)も「国内需要が伸び悩むなか、ここ数年は海外向けが増えている」と実感している。

米国西海岸で本格そばブームの兆し(前編)(nikkei BPnet)
国民の6割以上が体重超過という米国では、食事の改善が大きな課題となっている。ヘルシーと認識されている日本食の中でも、特に低カロリーで他の穀物より栄養価の高いそばは、近年の健康志向の波に乗って、ダイエットフードとしての市場拡大が期待されている。

日本食はヘルシーというイメージが定着し、日本風の食べ物は何でも有望という感じですね。

米国に浸透する日本食の動向 「日本人向け」を超え、日常食として拡大・多様化(大和総研)
特筆されるのは、日本食レストランの来店者の大半が米国人となっている点である。日本食レストランが日系人や日本人向けであった従来の状況から大きく変化している。料理の内容も、従来の「テンプラ」、「テリヤキ」などから、日本の伝統的な素材や調理法に対する関心が高まっている。
(中略)
日本食が一般化し、より本物志向の日本食への関心が高まっている中で、日本企業の進出の機会も拡大していると言えよう。

日本人は世界一長寿ですが、その秘密が世界中にバレてきたので、食べる魚が高くなったり、いろいろ困ったことがでてきているのですが、日本の伝統的な調理法とか、ノウハウの輸出であれば「減らない」し、食の文化先進国として日本も尊敬されるので、大変好ましいことですね。

姫路にもみかしほ学園などの調理の専門学校があって、フランス留学なんかができるみたいですが、逆に海外から留学生を受け入れて、日本料理を学んでもらうようなことが、より必要になる気がします。
海外で日本料理店が増えているのに、腕のいい日本料理をできる料理人(日本人か現地人かを問わず)が不足しているようですからね。

米国だけでなくアジアでも日本食がブームのようですが、中華料理の本場・中国でも、コンビニで日本食のおでんが良く買われるようです。

コンビニの「おでん」は日本よりも中国で人気?(中国情報局)
「おでん」は日本食でありながら、日本よりも中国での割合が圧倒的に高い。これは日本では「おでん」が冬に限定される食べ物というイメージが強いのに対して、中国にはそうした季節的な感覚はなく、年間を通して売られていること、また日系のコンビニを中心にして、日本食としての「おでん」が現地でもかなり好評を博していることと関係があるだろう。

姫路城を訪れる中国人には、季節に関係無く、「姫路おでん」を勧めることが大事ってことでしょうか。
また、中国人向けの訪日旅行ツアーには、「世界遺産・姫路城と本場日本のおでんを食す」というタイトルが受けるかもしれません。

参考
「揖保の糸」がカップ麺に(ひめナビブログ)
EDAMAME人気(ひめナビブログ)

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Posted by miki at 00:00Comments(2)食べ物