2007年09月18日

姫路から世界有数の革製品が生まれる理由

姫路革細工おの姫路市呉服町

ヨーロッパは皮革産業が発達していますが、品質面で言えば日本の皮革産業も負けてはいません。日本の皮革産業は、大和朝廷が成立した西暦391年頃、朝鮮半島から姫路近辺に皮革技術が伝わったのが始まりです。
600年代には楯や馬の鞍をつくり、700年代に全国に鞣しの技術が広がります。当時は兵士の鎧や刀、馬具として使われていました。秀吉は姫路皮を信長に献上したり、革は権力の象徴で、戦争の道具として必需品でした。

姫路の市川沿いに皮革産業が集中していますが、上流に日本有数の生野銀山があり、そこから流れ出る鉱物性の水が、原皮の脱毛や鞣しに適していたことが品質の高い皮革製品誕生に関係したようです。

倉敷市では、「国産ジーンズ発祥の地」を掲げて倉敷市長が地場産業をPRするため市議会にジーンズを着用して議場に登場しています。

倉敷市長などジーンズ着用し議場に・地元産業PR(NIKKEI NET)

かたや姫路市議会と言えば、今年5月、ネクタイをするかしないかで空転しました。

掘り出しニュース:姫路市議会 ネクタイ着用巡り騒動(MSN毎日インタラクティブ)

どうせなら、「国産皮革発祥の地」として、革ジャン着用して議会に望んで欲しかったですね。

参考
革の基礎知識講座~日本の皮革産業その長い長い歴史(sideriver.com)
姫路城の本革財布をネット販売(ひめナビブログ)
銀座タニザワ・姫路革の本格鞄発売(ひめナビブログ)
政令指定都市抑制委員会?(ひめナビブログ)
ネクタイ論争の背景に遺恨(記者の独り言)

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Posted by miki at 00:00Comments(2)社会